心理的安全性ゲームを社内で実施したので、今日はその感想を書いていきます。
心理的安全性ゲームとは
やっとむさんが考案した、心理的安全性がある状態/ない状態を実感するためのゲームです。
心理的安全性ゲームの説明&購入リンク
心理的安全性ゲームが作られた経緯などをやっとむさんが語っているpodcast
心理的安全性ゲームを実践したチームの記事(他にも多数あると思いますが一部を紹介)
心理的安全性ゲームをやることになったきっかけ
自分の会社では、普段全く話さない人たち(別のPJに所属している人たち)で月に一度位集まってディスカッションして、別PJの社員同士の繋がりを強める会があります。
この会で、「良いチームとは何か?」を考えた結果、「責任感を各々が持って、言いたいことを気軽に言えるチームがいいチームだよね」という話でまとまりました。
その後、「責任感を各々が持って、言いたいことを気軽に言えるチーム」を体験するためのキーワードとして心理的安全性が出てきて、心理的安全性の理解を深めるために、心理的安全性ゲームを実施する運びとなりました。
心理的安全性ゲームの実施者からあがった感想
実施者の中で出ていた感想を箇条書きで記載していきます。
- 些細な素振りが受け手の感じ方を大きく変える(ため息の後に言われると、「一緒に考えよう」の言葉でも受け取り方が全然違う)
- 同じ発言でも言われる順番やロールが大事(ずっと励まされていても、最後にネガティブな態度を示されるときつい。偉い人に言われるとほっとする。)
- 平和を乱す役割の人がネガティブな発言(こんなんじゃだめだよ、どうするの??)をした後、ネガティブな発言で返されることで自省したくなること(あなたがどうにかしてください...)があった。
- 同調(それは大変ですね!)は一見悪くなさそうだが、ネガティブな発言の後に同調されると、チームの空気がより重々しくなる。
- 無関心が一番つらい
- 実際にありそうな発言ばかりなので、現場で自身の発言をふりかえるきっかけになる
- 笑いながら発言されることで、かえって恐怖を感じることもあった
心理的安全性ゲームを実施してみた個人的な感想
まず素直に、よく設計されたゲームだな、という感想を持ちました。
ゲームだから楽しくできる一方、現場で普通に飛び交うような言葉(特に障害中など)もたくさんあり、自分たちが知らず知らずに心理的安全性を壊すような発言をしていたということが自省できるような設計になっていました。
また、心理的安全性ゲームをやることでチームの心理的安全性を測ることもできそうだな、という気がしました。完全に個人の感覚ですが、例えば、
レベル1 : 言いたいことが言えないし、責任感もない
心理的安全性ゲームをやろうといい出せる空気にない。
レベル2 : 言いたいことは言えないが、責任感はある
心理的安全性ゲームはできるが、(特にネガティブな表現で)演技ができない。
これはあくまでもゲームだということを強調するなどして、自分たちの現場と直接関わりがないように振舞う。
レベル3 : 言いたいことは言えるが、責任感がない
ゲームは盛り上がるが、「楽しい」「心理的安全性がない現場は大変そう」みたいな浅い感想しか出てこない。
レベル4 : 言いたいことは言えるし、責任感もある
ゲームは盛り上がり、自然と自分たちの行動をチームで自省し合う。
みたいなレベル分けがされたりするのかな...?と思いました。