天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

CSM研修~1日目~

12/13(土), 12/14(日)で、CSM研修に参加中です。今日は、研修一日目の様子と感想を書きます。

CSM研修の流れ

研修が2日間実施され、研修実施後には最終試験を受ける権利があるか判定されます。
その後、最終試験で合格点に達すればCSMの資格を貰うことができます。
ただし、研修の内容や研修期間は講師の方や開催時期によって違うので注意が必要です。
自分はJoe Justiceさんの研修を受けています。*1

CSM研修で学んだこと

Sprint1~スクラムの3-5-3~

スクラムの基礎となる3つの役割(プロダクトオーナー/スクラムマスター/開発者)、5つのイベント(スプリント/プランニング/デイリースクラム/スプリントレビュー/レトロスペクティブ)、3つの作成物(スプリントバックログ/プロダクトバックログ/インクリメント)について学びました。
さすがに理解できていると高を括っていましたが、3-5-3をテーマにしたワークでは、スクラムマスターとプロダクトオーナーの責任分界点等を改めて考えさせられ、まだまだ理解が足りないことを痛感しました。
また、Joeさんが実際に指導したり共に働いてきたという海外のスクラムチームの話が興味深かったです。具体的には、

  • スプリントの期間について、チームが成熟していくにつれて短くなり、1時間程度でスプリントを回し出したチームの話
  • 顧客を巻き込んで店頭で一緒に開発(プログラミングももちろん含む)を進めたスクラムチームの話

は、普通にスクラムを回したり勉強していると聴けない話なので、面白かったです。*2

Sprint2~3-5-3の再考&見積~

お昼休憩中はみんなが休憩できるようにZoomが一度切断されたのですが、再開するとJoeさんが...(詳細は実際に受けてみた時のお楽しみとしておきます)
ちょっとしたサプライズがあった中、Sprint2の冒頭では「皆さんはSprint1でどう変わりましたか?Sprint2, 3, 4と続きますが、皆さんがどう変化していくのか楽しみです」とJoeさんに言われて、はっとなりました。
午前中に学んだ、スクラムの3-5-3の理解を深めるワークと、見積に関するワークをしましたが、どちらも興味深い思考実験ができて、満足しました。
ワークを通して、言葉を通して自分の理解を再構成する時間の重要性を痛感しました。
また、ここでも、Joeさんから様々な話を聴けました。
技術的負債に立ち向かうために幾つかの工夫をして顧客にとって価値あるインクリメンタルに変える話や、良いチームを作るためには心理的安全性を作ることが最優先であり、心理的安全性が作れれば自然と良いチームになるだろう、という話は特に興味深かったです。

研修の雰囲気と感想

皆さん非常に熱心で、ワークショップ実施後に質問が毎回飛び交っていたのが一番印象的でした。
Joeさんが丁寧に回答してくれますが、質問が多過ぎたので、幾つかの質問は明日の朝に持ち越しとなりました。
ワークショップ中も皆さん積極的に議論を出していて、与えられた時間内で成果を出せるようにメンバー全員が集中していて、非常にワークを進めやすかったです。
ワークショップ内でチームとして成果を出すために、スクラムの価値を意識しながら、議論を前に進めることができた印象を自分は受けました。
折角の機会ですので、自分も一つでも多くのことを吸収して、現場に実践できるように努力します。
明日の研修も無事に乗り切れるように頑張ります!

*1:CSM研修を受けようと思い至った11月中旬に直近開催される研修を確認した所、Joe Justiceさんの研修が最も直近に開催される研修だったので、申し込みました

*2:フラクタルスプリントだときょんさんの15分スプリントを聞いた時の驚きにはかないませんでしたが...