天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

スクラムフェスニセコ2024Day1に参加してきた

www.scrumfestsapporo.org

今日からスクラムフェスニセコ2024に参加しているので、会の様子を書いていこうと思います。

やまもとさんに送ってもらう

やまもとさんに札幌からニセコまで送っていただくことになっていたので、tarkさん三神さんやまもとさんと車でニセコまで向かいました。

途中トイレ休憩で寄ったはずのきのこ王国のトイレが故障しているというハプニングもありましたが、一足早くスクラムフェスニセコを味わうことができる貴重な時間でした。

  • 三神さんとは今回がはじめましてだったので、簡単に自己紹介をしました
  • 今回自分は家族旅行もかねて10泊くらいで来ているので、スクラムフェス大阪のときのニセコ滞在も考えると北海道に一月位いるという話をしました
  • 北海道と東京の寒暖差がとてつもなく、紅葉も北海道ではすでに終わり気味だという話をしました
  • 三神さんはスクラムフェスニセコスクラムフェス初参加だということで、スクラムフェスの雰囲気や頻度、そういったスクラムフェスとスクラムフェスニセコの違いなどを話していきました。やはりOST中心であり対話がメインだというのが大きな違いだという話をして、初参加の人はスクラムフェスの雰囲気や楽しさをより実感しやすいイベントになるんじゃないか?という話をしました
  • みほらぶさんのkeynoteがどういう依頼のもとで作られたのかという話を聞きました。スクラムに関して初心者に近い人が多く集まる場でもあるので、そういった人たちが今後実践していく中でぶつかるであろう壁を乗り越えるためのヒントになるような話をしてほしいという依頼をしたという話を聞きました
  • スクラムフェスニセコは参加費用がめちゃくちゃ安くなっているということも会って、収支事情の話を聞きました。詳細はさすがに書かないですが、一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会とは別で立てられているコミュニティとしての難しさや、持続的運営をしていくうえで考える必要があることなどを話していました
  • 今回自分は個人スポンサーをしていますが、スポンサーとの付き合い方はなかなか難しく、収支状況を健全化するという意味では非常に貴重な存在である一方で、スポンサーに変に気を遣い続けるような関係性になったり「お金を払ってもらっている」存在としての認識が過度に強まったりすると難しいので、お互いに無理なく持続可能な形で関係性を作っていけるといいよね、という話をしていきました
  • 今回のスクラムフェスニセコに参加するメンバーの情報や運営メンバーの話を聞きました。個人情報に当たる部分もあるのでもちろん個人名などは聞きませんでしたが、道外の人が昨年よりも減り、より北海道に住んでいる人の比率が多いカンファレンスになったことが嬉しいという話がありました
  • やまもとさんはオープニングセッションを担当されるということで、そちらで頭がいっぱいだったそうですが、よく考えたらスポンサーセッションをやらなくちゃいけないということに気がついて大変だったという話を聞きました
  • RSGTのボランティアスタッフはプライベートな場(Disocord)で通知されただけなのにあっという間に埋まってしまっていて、本当にすごいしスタッフの方々は尊いという話を聞きました

会場到着

音響チェックやXバナー設営などのお手伝いをしたりしながら、早めに到着していた方々と話をしました。

川口さんに走ってきたのか聞かれたり、かっぱさんと最近会った気がするけれどもお久しぶりですという挨拶をしたり、スポンサー申し込みの裏話*1を聞いたりしました。

昼食

みほらぶさんAkiさんかっぱさん三神さんTarkさんやまもとさんと近くのお店にピザを食べに行きました。(途中からしょーださんも合流しました)

RSGTのチケット発売時間と被っているということもあって、激化しているチケット争奪戦*2を観察しながら対策を考えている様子を見たり、ピザにはちみつが合うことを教えてもらったり、かっぱさんが前回の箱根リベンジでハリソン山中のマネを特訓してきた話を聞いたり、全種類のピザを食べてどれが一番美味しかったのかを話したりしていました。

ピザはすごく美味しくて大満足だったのですが、自分がいるなら全種類頼めばいいじゃんという話になりピザが7人に対して6枚来て、ちょっとひやひやしましたが、結果的にきれいに食べることができてよかったです。(自分がご飯を食べ終わる基準は顎が疲れてきたかどうかなのですが、自分は柔らかめの食べ物を多く好むということもあって、ピザは顎が早めに疲れるリスクがありました)

オープニングセッション開始まで

昨年のAkiさんのkeynoteが60分だったのに今回みほらぶさんのkeynoteが90分なのはどういう理由があったのか?*3を聞いたり、昨年のスクラムフェスニセコを踏まえて何を変えたのか?*4を聞きました。

また、受付で名札を書いたり、受付でいろいろな人が絡まれている様子を見ていきました。
個人的には、Emiさんに「EMI(イーエムアイ)って知ってる?」と絡んでいたみほらぶさんが一番面白かったです。

オープニングセッション

やまもとさんからオープニングセッションがありました。

アンチハラスメントポリシーの話やスクラムフェスニセコの概要、基調講演者やスポンサー紹介がありました。

keynote

楽しみにされている方も多かったと思いますし、後で見返したい方も多かったと思ったので、こちらだけ別記事に切り出ししました。

aki-m.hatenadiary.com

みほらぶさんのkeynoteはその会のkey messageを生成する力がものすごくて、今回は「commitment」だったり「harrisonism」だったりといった会の中やその先の実務で使われ続ける言葉が変に狙った感じがなく自然な流れで生み出されるのが本当にすごいと思いました。

また、参加者とインタラクティブな交流の仕掛けを作りつつ、その仕掛けの結果その場で出たワーディングから自分の話にきれいにつなげるので、変に予定されていたような感じもせずにすっと話に入っていけるし自分自身が参加しているような感覚を確かに持てるのもすごかったです。

そして、そのあとにあるOSTで行動を変えるために実践してみるといいことやそれが実務に対してどういう風につながるのか?という話がされているので参加者がただワーディングを面白がるだけではなく、具体的な行動変容につながるというのも見事で、実際に自分が参加したOSTは(たまたま自分のセッションだけがそうだったのかもしれませんが)途中で貢献できないと感じたら抜ける人がOST初参加の方でも普通にいたり、議論に対してなんとか貢献しようという意思をすごく感じる参加者がめちゃくちゃ多くて、個人の観測範囲だけではありますが実際に行動変容が起きているのも感動しました。

OST開始まで

OST開始時間を公式HPを参照して15:30〜だと思っていたら実は16:00〜で時間を持て余していたのですが、会場でえんどうさんと一年ぶりに再会し、色々と話をしていきました。公式HPの記載はかみとさんが速攻で修正してくれていて、さすがでした。

  • みほらぶさんのkeynoteの話で、カンファレンス参加を会社が経費として出す代わりに、「会社の役に立つ学びを持ち帰ってこい」と言われてしまうとそれは難しいよねという話をしていきました
  • OSTでテーマ出ししたいとは思うものの、恥ずかしさもありなかなかテーマを出すのが難しいという話をしました。ただ、スクラムフェスニセコは基本的にずっとOSTですし、懇親会だったりふとした雑談の場ですっと出すのもありだという話をしました
  • RSGT2025は本当に豪華で、どの枠もどのセッションを見るのか悩むし、何なら落選したプロポーザルに関しても聞きたいセッションがたくさんあるので、これは本当にすごいという話をしました。自分もえんどうさんと全く同じ感想を持っていてその感想はRSGTの公式HPでも取り上げていただいているのですが、やっぱり皆さん同じことを思うんだなあと改めて実感しました
  • えんどうさんは社内でプロポーザルをみんなで見る会も開催されているそうですが、そこではみんな気になるプロポーザルが違っていて、自分にない発見があるという点ですごく面白いし、それだけ注目をひくような多様なプロポーザルが用意されているのが本当にすごいという話をしていきました
  • えんどうさんはプロポーザルを出そうと思ったこともないということですが、長らくアジャイルを推進されていて、そこで多数の試行錯誤を経験されている方なので、まさにそういった方の話はスクラムフェスやRSGTで求められているんじゃないかという気がする、という話をしました
  • えんどうさんは今年までのスクラムフェス大阪がすごく良くて気に入っていたということで、それが継承されるような形で実施されるのはとても嬉しいという話をしてくれました。素敵な場が作れるように一生懸命やっていきたいと思いました!

OST1〜社内で仲間を増やすために何をするといいか?〜

ばっさーさんが開いていたテーマに最初は参加しました。以下のような話をしていきました。

  • 勉強会を開いてみるというのはおすすめだという話がありました。また、何度か使いまわしできるようなコンテンツとすることで、準備の労力を減らすことが重要だという話がありました
  • 悩みを抱えている相手やチームが特定できているのであれば、そこに対して直接話しかけにいくのが一番良いのではないか?という話が出ていました。また、その際は「助けてください」メソッドを使うことで、相手に変に気を遣わせすぎないようにするテクニックが有効だということでした
  • 「助けてください」を言うときや勉強会を開催するときは、何かしらのきっかけを作り、そこに付随して助けを求めるのがいいんじゃないか?という話がありました。例えば、あなたのこういうところに興味を持っていて...だったり、あなたならこうしてくれそうな気がしていて...といった話をすることで、相手の中で助けるための理由ができたり、自分のどういうところが興味を持たれているかがわかるので、助けに入りやすいという話がありました
  • 勉強会などを開くときは、どうしても「学ばせてもらう人」「教えるすごい人」みたいな関係性ができがちになってしまうので、そうならないようにワークショップを実施して参加者同士で会話をするのがおすすめだという話が出ていました
  • 勉強会などを開くときは実現し続けられる事が重要なため、まず最初のstepとしておすすめなのは、準備の負荷がほとんど必要ない動画の同時視聴だという話がありました。OSTなども準備は不要ですし、参加者がOSTの原則にコミットメントできているときは有益な場になりますが、コミットメントしない人たちがお手並み拝見的なふるまいをしてしまうリスクもあるので、たとえ誰も来なかったとしても動画を垂れ流しておいて、もし来たら少人数で話をするような場にできるといいんじゃないか?ということでした
  • 仲間を増やすということは大切だけれども、いたずらに勉強会や社内コミュニティの参加者を増やしていってしまうと、心理的安全性が損なわれていったり、いつの間にかフリーライダーをはじめとしたコミュニティの機能を損なう人が入ってきたりしてしまうので、そこは注意したほうがいいという話がありました

OST3〜チームのエンゲージメントと成果の両立〜

仕事の都合でどうしても30分抜ける必要があったので真ん中のセッションは参加できず、3つめの枠の途中から、toshinariさんが主催していた、チームのエンゲージメントと成果の両立をどうやってやっていったらいいんだろう?という話をしていきました。

  • チームのエンゲージメントが高いからといって必ずしも成果が出るわけではないという話がありました。ただ、別軸ではなくあえて2つを挙げてテーマとして出しているので、どういうところがコンフリクトしそうだと考えているんだろう?というのを探っていった結果、成果を出すためには期限を区切ったほうがいいんだろうけど、そうするとチームの尻叩きをするような形になってしまってチームのエンゲージメントが下がってしまうとかいうことがありそうだという話があがりました。
  • チームメンバーが何を大切にしているのか?というのはそれぞれ違うので、keynoteでもあったように〜させたい、という意図から動いてしまうのはharrisonismになってしまう可能性があるため、そういった行動には注意をしないといけないという話をしました
  • ある種の思考実験的な形で、チームのエンゲージメントと成果がコンフリクトしそうな行動を起こしたときに何が起きるのかを考えてみたり、チームメンバーに対して問いという形で投げてみたりするのはいいんじゃないか?という話が出ていました
  • エンゲージメントが下がりそうな行為をしたときに本当にエンゲージメントが下がるのか?というのは仮説で留めるのではなく、keynoteであったようなギャラップの質問を駆使するなどして実測できるといいよね、という話が出ていました

夜ご飯開始まで

オープニングセッションでアジャイル札幌のメンバー紹介があったときに、副代表のところが全員であるようにもいづさん単独であるようにも見えたので、どっちが正しいのか?という話を聞いたところ、いづさんとやまもとさんの二人が副代表だという第三の選択肢を教えてもらいました。

話の流れから、アジャイル札幌では実は任期制のようなものがあって、3年に一回くらい役職を見直しているという話を聞き、会計係も存在していたりするという話を聞きました。ただ、根本さんも入って会話をした感じ、どうやら実際のところは3年区切りというわけではなく何かふとしたきっかけがあったときに起こるイベントだということです。

夜ご飯

ばっさーさん木村さんAkiさんとご飯を食べながら話をしました。

  • ばっさーさん木村さんはふたりともスクラムフェス自体が初参加ということですが、めちゃくちゃ楽しいということで、理由の一つとして参加者が主体的に参加されるOSTの時間や、ご飯を食べている時間だったりに不揮発で相談ができることを理由として挙げられていました。また、お二人がどうして参加しようと思ったのか?というきっかけの話を聞いたりしていきました
  • ブログは後で書こうと思ってもかなり大変なので、なるべくブログに書きたい出来事があってからのリードタイムを短くして書いているという話をしました。話を聞いていて、これは結構仕事に近いところもあるというコメントがあって、仕事でも依頼があってからまず一旦アウトプットをできるかぎり短いリードタイムで出してみて、そこからブラッシュアップをしていくようなやり方をするようにしていくのが大切だと思っているという話がありました。また、ブログはなにか特定の目的があって書いているというよりは、色々な目的を複合して書いているという話をしました
  • 今回ばっさーさんがスクラムフェスニセコに参加しようと思えたきっかけに、自分(aki.m)が昨年書いていたスクラムフェスニセコのブログの様子を見てこんな話ができるんだというイメージがわいたというお話をしていただき、ブログを書いている目的の一つでもあるのですごく良かったという話をしました
  • ここ最近はリモートワークの普及で対面で話すような機会が少なくなっていますが、信頼関係が構築できていないタイミングではやはり対面で話してみないとなかなか踏み込んだコミュニケーションができないよね、という話をしていきました(Zoomのカメラオンでは相手の顔をずっと見られなかったり相手がその場にいる感覚みたいなのが掴めなくて限界がある)
  • 後輩になにか教えたり伝えたりしているつもりでも教えられたり伝えられたりしていないことはありますし、間違っていたり自分自身ができていないということに後で気がつくこともあったりするので、そういったときにはすぐに謝るようにしているという話がありました
  • 1on1をするときに、関係性が横(フラットに何でも相談できる)、上(相手に自分の悩みをはきだして汲み取ってもらう)、下(相手の悩みを汲み取る)の3パターンだと下のパターンが一番難しいという話をしました
  • スクラムフェスニセコでは多数の学びがあったしそれをチームに持ち帰って伝えていきたいと思う一方で、参加を全くしていない人に対してどうやったらその学びを伝えられて、どうしたら場の良さが分かってもらえるのか?というのはなかなか難しいという話をしました。なにかうまく伝えようとするんじゃなくて、楽しかった体験をそのまま自分の言葉で表現すればみんな惹きつけられるんじゃないかという話をしたり、(自分のように)ログみたいな形で事実を細かく書いてその場にいたかのような体験をできるようにするといいんじゃないか?という話をしました
  • 今回harrisonismの話があり、内容としてすごく共感できた一方で、自分がharrisonismをしたいと思っているような状況に気がついて、自分に対してベクトルが向き、行動変容できていないことやharrisonismを持っていることにある種の自己嫌悪が発生して、「自分が変わればいいだけだよね」となって人に相談しにくくなってしまうという話がありました。harrisonismを相手にしないことは前提としてあるものの、そこまで自己認知ができているのであれば、こんなことに悩んでいてあんまりよくないのは分かったうえでharrisonismをしたいとまで思っているんですけど...というのを相談すること事態は相手を選ぶことができればharrisonismにならないし、harrisonismをしてしまうこととharrisonismをしてしまいそうなくらいもやもやしていることがあることは分けて考えてみると楽に行動できるんじゃないか?という話をしました。似たような話として、知識を持てば持つほど、自分がやろうとしていることはある側面では正しくてもある側面では間違っているというのをわかりながら行動しないといけなくなってきて、そうすると行動のハードルが上がってしまいなかなか行動に移して仮説の次のステップに進むことができないという話をしました
  • 上杉さんが出されていた初心に帰る、というテーマがどういうOSTだったのか気になったので、内容を聞いてみたいという話が出ていました

その後は自己紹介タイムがあったのですが、高速で自己紹介をしたおかげで10分くらい?で参加者60人程度の自己紹介が終わりました。

自己紹介タイムの後はえわさんtarkさんTomioさんとお話をしました。

  • スクラムフェスニセコきっかけでニセコSwiftをやろうと思っているという話を聞きました
  • スクラム祭りの話を少ししました(頭取がリアクションをくれなくて寂しいという話をしました)
  • えわさんと自分は、スクラムフェス沖縄とスクラムフェスニセコのどちらも行く予定だという話をしました
  • ブログを高速でアウトプットするための条件として、聞いた話をすぐに言葉にする能力→タイピング速度→継続的リリースに耐えられるインターネット回線、というようなレイヤー構造ができていそうだという話をしました

次に、少しだけ上杉さんとお話をしました。

  • 上杉さんは今回のスクラムフェスニセコスクラムフェス札幌時代もカウントすれば4回目であり、初期の頃に自分(aki.m)がしていた画像+ほとんどの内容は言葉、のガー・レイノルズ式のプレゼンテーションスタイルが印象的で真似をしたという話を聞きました
  • 初心に帰る、のOSTは時間の関係もあって参加者に深堀りするというよりは参加者がアジャイルと出会ったタイミングの話を聞いたりするだけに終わってしまったためやや消化不良だったという話を聞きました
  • 初心に帰る、のOSTを出した理由として、初期にアジャイルに出会ったときの目がキラキラするような感覚がなくなっているという話を聞きました。大規模な案件などでは、今日のkeynoteでSoft Agileと揶揄されていたようなハイブリッドアジャイルが実践されたりしていて、そういうのはだめだよなあと分かっていながらも現実的にはそういう方法でプロジェクトを進めていくしかないような感覚もあるという話を聞いたりしました

夜ご飯の終わりには、くまごろーさんと各地で会う気がするという話から、どういう基準で参加するスクラムフェスを選んでいるのか?という話をしました。

懇親会

22:00-2:30くらいまで懇親会をしていました。
以下に書いている話だけではなく、書いていいのかわからなくてかけない話が3割、どう考えても書いちゃだめな話が2割くらいありましたが、以下のような話をしていきました

  • やまもとさんのサンクチュアリを守る仕事がスクラムマスターだという話がありました
  • みほらぶさんのkeynoteで自分が感じたことを話したところ、それをブログに書けよと言われました笑 本編のブログ(このブログ)で書こうと思っていた旨と、みほらぶさんのkeynoteスクラムフェスニセコに参加していない人で楽しみにしている人が多かったのでノイズが入らないようにみほらぶさんのkeynoteだけ切り出した話を釈明しました。また、自分の感想はteyamaguさんとまったく同じ感想だったという話を聞きました
  • みほらぶさんが頭取にkeynoteのフィードバックを求めたところ、「さすがです」しか返ってこず、これだからパリピは...と言われていました。せめて5 7 5形式にしてくれてと言われていましたが、なかなか季語が入らず、最終的にアウフヘーベンは季語だという話に落ち着きました。ちなみに頭取はセッションメモを見返しながら感じたことをフィードバックしたいと思っていたそうで、話のつなぎ方にすさまじさを感じたそうですが、みほらぶさんがいなくなった後にそのフィードバックができる状態になったということでした
  • Global Scrum Gatheringの思い出話しを聞きました。日本の方はこういったコミュニティにいない人も何人かいたそうですが、言語は同じでもプロトコルが違う方もいたので、一括りに日本語話者とくくるのは変だという話が出ていました。ただ、その発言に納得している人たちはみんな気をつけたほうがいい、とみほらぶさんには釘をさされていました
  • 他人にコミットメントしてほしいと思ったことがない人なんているわけがないという話から、自分(aki.m)には感情がないという疑いをかけられ、最近ボロボロ泣いた出来事を話しました
  • 旭川ラーメンは元来醤油ラーメンが有名だったり、油を上にはって熱さを閉じ込めるようなラーメンが有名だったという話を聞いたのですが、ここ最近は混ざりすぎていて個性が失われつつあるという話を聞きました
  • ITコミュニティが熱い地方都市として、エンジニアフレンドリーな地域を宣言している福岡と札幌は二大巨頭だという話をしました。(札幌は結局やめたような感じがあるということです)なお、頭取情報として、福岡は表彰などもされているそうです
  • 昭和新山のパニックルームの話を聞きました。ポイントとしては、昭和新山にも限らず火山の噴火が模されているのはキラウェア火山だったということと、「人類になすすべは...ない...」の2点だということです
  • じゅんぺーさんといくおさんのFacebook上の絡みから、ハリソン山中はもしかすろハリソン小田中であった可能性もあるという話を聞きました。何なら中も似ているし、いくおさんにはぜひ地面師を見てほしいと言う話を川口さんやみほらぶさんがしていました
  • ハリソニズミストが部屋の中に隠れていて、発言の節々からちょいちょいにじみ出ている存在感を嗅ぎつけられていました
  • みほらぶさんがこの界隈にいる「元気な人」と表現されていたのですが、それは誰をイメージしているんだ...?(誰よりもみほらぶさんが元気に見える)というのが気になり質問したところ、まあ元気といってよさそうなのが及部さんと小田中さんと自分(aki.m)で、元気といってとてもしっくりくるのがえーちゃんや頭取だという話を聞きました。えーちゃんの元気エピソードとして、箱根で雨にずぶ濡れになりながら、晴らせずにすみません!と元気に話していたところがポイントだという話を聞きました
  • 最近まで開催されていたLessのカンファレンスではほとんど生成AIの話がされていたということで、質疑応答も含めてそれは生成AIにまかせておけばなんとかなる、みたいな話が非常に多かったという話を聞きました。今回のkeynoteでもChatGPTが大活躍していたように、生成AIの台頭は本当にすごいという話をして、最近はGoogle検索するくらいならまずは生成AIに聞いてみるかという感覚があるという話や、Chrome拡張を活用することで検索結果の要約が精度高く高速にできるようになったことなどを変化として挙げました
  • 川口さんが研修やカンファレンスの中で翻訳の質に徹底的に拘っているという話を聞きました。もともと翻訳も川口さんができるようになればいいじゃん、と思って川口さんは翻訳学校にも行ったことがあるそうですが、勉強をし始めて、研修のマネジメントをしながら翻訳もするのは絶対に無理だと悟るようになったそうで、プロの翻訳者たちをつけることを決意したそうです。また、翻訳技術の勉強をしたり実際に研修を提供していくなかで、翻訳者は2人じゃなくて3人くらいいる必要がある*5ということに気がついたそうで、費用がかさんだとしても3人を同時に雇うことを決めたというお話でした。しかし、講師視点では、翻訳の品質が3人にすることでよくなっているというのがあんまり直感的ではない(翻訳の品質が揺れているとかコストがかなりかかってしまうみたいなデメリットの方に関心がいきがち)という問題があって、このあたりの説明は大変だということです。また、講師の視点では、一人の翻訳家(なおかつ英語がネイティブ)が対応してくれたほうがストレスレスだし費用も安く抑えられて良いと思われがちな上に、上述したように訳が抜けたり情報量が大きく損なわれたとしても日本語しか聞き取れない参加者視点では「わかりやすかった」みたいな回答があがって満足度も高くなってしまうので、そこに騙されないように、日本語ネイティブな人が、訳や情報を多めに補ってくれるような翻訳を目指しているという話がありました。
  • 同時通訳と逐次通訳の違いとして、実は同時通訳のほうが話を記憶しておかないといけないという意味では楽だったりする(とはいえものすごく高いスキルが必要で難しい仕事であることに変わりはない)という話を聞きました。また、オーバーラップする時間の関係で、同時通訳のほうが採用されることが多いものの、質疑応答に関しては英語ネイティブの逐次通訳を頼むことが多いという話を聞きました
  • 今年のRSGTでは選考方式を少しだけ変えて、別に絶対的な指標にしたりはしないもののlike analysisをして、ついているlike数からお気持ち程度で引き算をしてlikeに関しては考えるようにしたという話を聞きました。なお、like analysis機能はみほらぶさんが今回の採択にあたって要望して作ってもらった機能のはずだったそうですが、自分がスクラムフェス金沢で運営をしているときにも使っていた機能だったので、あれ...?もしかしてA/Bテストが行われていた...?という話や、みほらぶさんが超高速に機能実装されたことに感動していたのは実は手のひらで転がされていたんじゃないかという話をしました
  • 地面師たちは見たいものの、人が死ぬような描写があるものは少しドキドキしてしまうという話をしました
  • 川口さんがteyamaguさんが「どこからテストしようかな」と発言している様子を真似していましたが、プーさんが入ってしまっており、teyamaguさんのどこからテストしようかな、とは意味が変わってきて、本当にどこからテストすればいいのか検討もつかない(なんならテストのやり方も知らない)みたいな状態になってしまっていました
  • えわさんはとうまさんとEmiさんに部屋に呼び出されましたが、一切部屋に呼び出された理由にふれることはなく、そのまま時間が過ぎていきました
  • 地面師たちのオープニングを2回ほどみました
  • 地面師たちは2倍速とか1.5倍速とかでみるもんじゃないという話から、地面師たちを1.5倍速にすると黒柳徹子が登場するという話をしました
  • 各地域のテストプロポーザルで面白いもの選手権をやってみるといいんじゃないか?という話になったのですが、まあRSGTが一番面白いんじゃないかという話になりました。ちなみに、RSGTのとにかく明るいセッションはビギナーがlikeを押す練習に使ってほしいと思っているそうですが、それは無茶な願望だろうという話をしました
  • 突如発生する漫画やアニメ、音楽、エンジンの種類といったコアなネタや川口さんとみほらぶさんの高度な掛け合いに対して動揺をEmiさんと一緒にしていました
  • Emiさんはもやし丸さんのことを全然知らないと話していて、色々こういう人だよというヒントがあっても「あーーー?」となっていましたが、実写を見るとすごく話した記憶が蘇ってきたという話をされていました。ただ、SNSをフォローしようとして、全然検索に出てこない上にみんながSNSアカウントの情報は全然教えてくれないことに対して困惑していました
  • teyamaguさんに怒られたくないという気持ちと、teyamaguさんくらいしか自分のことを怒ってくれる人はいないという気持ちが共存しているという話を聞きました
  • じゅんぺーさんはじゅんぺーさんがいない場所でも話題に挙がるという話から、自分がいないところで話をされたいか?という話になり、「自分がいないところで何が話されていたのでしょうか」クイズをしてみるのがいいのではないかという話が出ました。が、まだ面白くなる予感はないということでした
  • じゅんぺーさんやAlex, teyamaguさん、人間の言葉を覚えたインコ...のモノマネが披露されていました。インコのモノマネは特に作り込まれていて面白いですが、喉が潰れるというデメリットはあるそうです
  • みほらぶさんが見た謎の夢の話は、時計が故障していたことやご飯をたくさん食べた後ろめたさに起因するんじゃないか?という話を聞きました
  • 川口さんがえんどうさんに「こんな話をしていて大丈夫ですか?」と聞いて、あたかも自分がまともなように見せかけていることと、今更聞くのかという点についてEmiさんと疑問を投げかけたところ、怖いと言われました
  • 川口さんやとうまさんがTomioさんのファンで、RSGTのナイトセッションでもぜひ話をしてほしいと思っているという話を聞きました。プロポーザルはくまごろーさんが書いてくれているそうですが、すでにめちゃくちゃまとめられていてすごかったという話を聞きました。
  • 川口さんがTomioさんに地面師になることを勧めていて、Tomioさんは地面師になる選択肢を否定し続けていたのですが、徐々にTomioさんも「なるほど...?」みたいな雰囲気になりつつあり、川口さんが本当に地面師になっているんじゃないか?という話をEmiさんと一緒に川口さんにしたところ、こわい人たちだと括られました。ただ、「アジャイル...やりませんか?」「もっと長いイテレーションの...人がばったばったと死ぬアジャイルを...」(全部地面師ネタ)とやると、やばさが際立つし面白いという話になり、川口さんも今日一面白い懇親のネタとしてメモに残していました

*1:自分はプラチナスポンサーがあるなら一番上にはならないだろうと思って安心して申し込んだら、ゴールドスポンサーが一番上に結果的になり、なおかつゴールドスポンサーの中でも最速で振込がされたので一番上にアイコンが存在することになった

*2:そもそもみほらぶさん的には争ってほしいと思っていないので争奪戦という言葉が嫌だ

*3:結局深い理由はなくて、昨年の踏襲をしているようなつもりでいたら結果的に90分枠になっていたということでした

*4:ほとんど何も変えていなくて、OSTを出すタイミングを少し後ろに倒したくらい

*5:すさまじい集中力を持ち続ける必要があるのでRSGTでもそうだが15分が限界で、それ以上の時間を一人とかに任せると訳が抜けだす

スクラムフェスニセコで永瀬さんのkeynoteを聞いてきた

www.scrumfestsapporo.org

今日から参加しているスクラムフェスニセコで、みほらぶさんのkeynoteを聞いてきたので、その記録を書いてきます。

今回のkeynoteはコミットメントに関するお話でした。

スライド

speakerdeck.com

初心者向けスクラムクイズ

www.ryuzee.com

こちらのQ18に関してスクラムの価値基準の話があり、ここでは「スコープの達成を約束」という確約の説明が間違っているという話がありました。

スクラムはただの繰り返しプロセスを導入している訳ではないのですが、(特にアジャイル開発をやっていない人は)繰り返すことにすごく注目をしがちで、繰り返していさえすればアジャイル(スクラム)だと誤解されやすい印象があるということです。

The Agile Quadrants

繰り返していさえすればアジャイルだという誤解に対する整理にもなる記事として、以下の記事が紹介されました。

unfix.com

Agileかどうかの2分はそもそも間違っているという話で、Soft Agileと呼ばれるような場合がある(Serialなケース)という整理がされているそうです。

この記事からもわかるように、インクリメンタルしたいのはデリバリーではなく、ユーザー体験だということで、スプリントレビューはまさにユーザー体験のデモであるということでした。(映画はリリース(デリバリー)自体は一回だけどもユーザー体験がインクリメンタルになっているという点ではインクリメンタルなものだと言える)

スプリントレビューから逆算してユーザー体験を考える

ユーザー体験をインクリメンタルにするために、プロダクトの価値が最大になるように検査して適応したスプリントレビューやスプリントゴールを見据え、そこからデイリースクラムなどのスクラムイベントを設計するという話がありました。

東南アジアのアジャイルコミュニティ(閑話休題)

アジャイルコミュニティは日本でも海外でも内発的動機づけがベースになっており、ボランティアによる運営が基本で気質や文化も異なる人達が集まっていることが多いということですが、東南アジアコミュニティでは運営に関する様々な課題があった*1ということでした。

そこで、課題を解消するために再起を喫することを決めた運営は、代表の人が経営している会社でスポンサーをし、運営スタッフもその人の会社から大量に出すことにしたということです。
しかしその結果、その会社がスポンサーにも登場するしセッションにも登場するし...という風に会社がかなり目立つようなカンファレンスになってしまい、「もっとコミュニティドリブンにすべきだ」「君たちはcommitmentしていないんだから意見を出すべきではない」といった議論が起きてしまったということでした。

Commitment(約束と確約)

「確約」はcommitmentと言い換えても同じ状況もありますが、commitmentという概念は非常に複雑なものであり、「約束」とも異なるものだという話がありました。

上述した東南アジアのコミュニティでも自分以外の人が「commitment」しているかどうかが話題になっているように、ついつい他人に対してcommitmentを求める場面もありますが、そもそもcommitmentは内発的動機が必須要素であり、自分が起こす行動以外*2に対してcommitmentさせることは不可能だということです。

みほらぶさんは、こうしてcommitmentを他人に求めてしまうのは、自分がエンゲージメントを高められていない*3からでは?という仮説を持っているというお話でした。
スクラムガイドの原文でも、「The Scrum Team is committed to〜」ではなく、「commits」になっているということで、「誓約させられる」のではなく「確約する」ものだということです。
なお、生成AIにあえて確約以外の訳を意訳でつけてもらうと、「主体的に取り組む」「決意する」といった言葉が挙がってきたということでした。

Commitment VS Harrisonism

上記の話から、「もっとコミットしろ」と言われた場合は、「ハリソン山中かよ」「それって仕事じゃなくて犯罪でしょ」(地面師たちが元ネタ)と言ってあげる必要があるということです。
みほらぶさんはこのことをHarrisonismと呼ぶことにしたので、これだけは覚えて帰ってほしいということでした。

アレグザンダーとcommitment

アレグザンダーが、「何かを決定するときや何かの行動をするときなどに、いつであっても自分の内部からにじみ出ている美しさに裏付けされている」という発言をしたように、commitmentをするときには自分が本当にやりたいことなのか?と問いかけてみるのがよいということでした。

「コミットする」の尊さ

スクラムフェスニセコではOSTがメインコンテンツとしてありますが、移動性の法則にもあるように、OSTでは自分がコミットする(貢献する)良い練習の場だという話がありました。
そのため、スクラムフェスニセコのような場では、貢献できると思ったらその場ですぐに貢献して、貢献できないと思ったらその場を離れることをしてほしいということでした。

また、貢献できないと思ってその場を離れた人に対してなんの悪意や嫌な気持ちを感じないようになると、すごく気が楽に仕事ができるようになるはずだということで、前回みほらぶさんがkeynoteをした際にいった「カンファレンスを実験の場にする」ということにまさに通じると思っているそうです。

Q&A

講演の後はQ&Aがありました。以下、質問と回答を常体かつ一問一答形式で記載していきます。

commitmentに対して報酬という形でどう報いればよいのか?

結びつけないようにしてほしい。
補足するなら、ボーナスでは頑張りを評価するのではなく、あくまでも成果だけを評価したほうがよい。
ちなみに、みほらぶさん個人としては、これだけ渡しておけば給料に文句は言われないだろうという金額の給料を渡しておくのが好き。

東南アジアコミュニティでは全員commitmentしていたと思うが、なにが足りなかったのだろうか?

毎年この時期にこういう場を作る、みたいなのができていなかったからではないかというのは仮説として持っている。(東南アジアでは結社にも許可が必要だったりする)

commitさせる事はできなくても促すことは可能か?

これはHarrisonismなので不可能。

東南アジアコミュニティでは全員commitmentした結果衝突が起きているように見えるが、commitmentの結果どうやって解消に向かえるのか?

ぶつかることは悪くないと思う。RSGTの運営は結構ぶつかっている。

「合意しないことに合意する」をして次に進むことはよくやっていて、合議したりお気持ちを話し合い続けるくらいの時間があるならやるべき仕事を探したほうがよいと思っている。

ライザップはcommitさせているのか?

ライザップいったことがないからわからない。

*1:赤字になってしまい個人がお金を肩代わりしたり、スタッフや参加者が毎年ガラッと変わってしまう

*2:他人の行動や仕事の結果、起きる事象...

*3:ギャラップの12の質問(Q12)でどれくらいYesがつくかを考えるとよい

アジャイルカフェ@オンライン 第61回に参加してきた

agile-studio.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

家永さん木下さん一條さんのお三方がアジャイル実践者からの悩みに答える会です。
今日は、「スクラムマスターに任命されたら何から始める?」でした。

会の様子

話の前提

最初に話の前提として、

  • チームはすでに集まっている
  • スクラムの基礎知識はある

が定義されました。

すでに存在しているチームに対してやること

まずは観察をすることがいいのではないか?ということでした。
現状を観察しない状態でいきなり改革を進めると抵抗がされやすいのが理由だということです。
観察の具体的な方法としては、スクラムイベントの様子を見るのはもちろん、ペアプロをしてみるのもおすすめだということでした。他にも、前任者やメンバー、アサインを決めたマネージャーに対してインタビューをしてみると良いということです。

また、ファシリから始める方法もあるそうですが、デイリーが1時間くらいされていたり進捗共有会になっている状況でお手本を見せるとかいう話ならまだしも、自分たちでやっていたところに勝手に割り込んで入ってくるのはメンバーの反抗や、ファシリの責任放棄にもつながるので、注意が必要だということです。

全体的に、課題に対して迫るのは重要である一方、信頼関係をまずは築く*1というのが大切だということでした。

新チーム立ち上げに際してやること

まずは紙飛行機ワークショップなどをやってみて、グループで学ぶ必要性があるという話がありました。
そういったワークショップのファシリテーションをすることで、人となりもなんとなくわかるのが良いということです。

他にも、インセプションデッキをやることが多いという話がありました。
ただ、インセプションデッキをやる前に顧客にインタビューをしたりしながら、顧客と直接会話ができる関係性を築いておくことが重要だということです。

また、ここでも関係性を築いていったり、まだよくわからないチームメンバーのことを知るようにするために、スキルマップを作ったりすることも有効だということでした。

会全体を通した感想

スクラムマスターとして入るというより、新しいチームメンバーとして入る際にやることだなあという印象はありましたが、それだからこそまずは信頼関係を築いていくというアプローチが大切だし、プロジェクト立ち上がり時の重要性が高いというのを実感する会でした。

*1:言動を一致させる、なんのために自分がいるかを伝える、まずは相手の話を聞く、ランチに一緒に行く...

yr-learning Vol40に参加してきた

yr-camp.connpass.com

今週もこちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

雑談

今日も(??)雑談からスタートしていきました。

直近やっている仕事の話で割と生々しい話をしていたのでほとんどブログに書けないのは申し訳ないのですが、とても楽しかったです。

テストコード

今回はテストに関する章ですが、clojureに関するテストコードが書かれているのかなにかのファイルをもとに自動生成しているようなテストコードなのか?という話をしていきました。

Property-based testingの話だったので、これまで見慣れなかったコードではあるものの、どちらかというと前者(何かを自動生成するコードというよりはシンプルなテストコード)という理解が合っているのではないか?という話をしました。

関数型言語におけるProperty-based testing

Property-based testingと相性が特に良いのが関数型言語だという話をしていきました。

本書はClojureの例でテストがされていましたが、契約プログラミング的な要素が多く合ったこともあって、特に相性が良さそうな例になっているという理解をしました。

縮小作業

Property-based testingがバグの匂いを検知して(Failしたinputを検知して)どういう値だとバグが出るのかを縮小していくような動作をする箇所は非常に面白いし、Example-based testingにはない強みなんだろうね、という話をしていきました。

オブジェクト指向におけるProperty-based testing

Javaでも普通にProperty-based testingはサポートされていますし、オブジェクト指向言語であっても普通に実行できそうではありますが、現場ではやられている印象がないので、それはなんでだろう?どういうときに使えるんだろう?という話をしていきました。

使えるタイミングとしてはオブジェクト指向言語だから、というのはないんだろうという話で、それが現場で実践されていないのは、Property-based testingの発祥が関数型言語だからあんまりプログラマーにとって馴染みがなくて今みたいな状態になっているんじゃないか?という話がありました。

全体を通した感想

テストというタイトルだったのに、Property-based testingの話しかないのは笑いました。

実務ではProperty-based testing書いたことがないので、書いてみないと使い分けとかのリアルな悩みはなかなか出てこないんだろうなあと思いました。

大人のソフトウェアテスト雑談会 #236【ペンギン】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

meety

ちょっと前に色々と騒動が出ていたmeetyですが、今はPittaという名前でリブランディングして、これまでと同じくカジュアル面談で使えるようなツールになっているという話がありました。

ブランディングまでしたというのは驚いたものの、今も普通に使われているということでした。

Flutter

flutterfoundation.dev

リポジトリのfork騒動で色々と話題になっているというFlutterの話をしていきました。
Flutterが大変なことになっているというよりは、Flutterをもとにしたビジネスみたいなのが立ち上がるんじゃないか?という見解が上がっていました。

若さ

おおひらさんが現職の楽しさの一つとして、自分よりも10歳以上年下の人たちと働く楽しさがあるという話から、年をとることはなかなか怖いという話をしていきました。

自分は割と歳をとっていくことは怖いのですが、40歳になっても若手だという話もあったり、歳を重ねることによる変化を楽しむことも大切だという話があり、少し前向きになれる内容でした。

ニセコ

今週はもうスクラムフェスニセコということで、ニセコで楽しみなことや、そもそもニセコってどんなことをやる場所で何人くらいの人が来るのか?という話をしました。

また、2年前におおひらさんとスクラムフェス札幌でDay0をやったなあという話をしたりもしました。

テストの街例大祭

前回葛飾例大祭をやろうという話をしていたのですが、葛飾例大祭というと色々語弊があるし下手をするとクレームがくるかもしれないということで、テストの街例大祭になったという話を聞きました。

休憩時間も食事時間もない葛飾らしいスケジュールですが、非常に楽しみです。

全体を通した感想

ニセコ例大祭スクラムフェス沖縄も楽しみなイベントが目白押しで、今年も年末に向けて良い動きができそうです。

Ackyさんにkeynoteのリクエストもできたので、今回は満足です。

スクラム祭りの打ち合わせ(10回目)をしてきた

aki-m.hatenadiary.com

こちらの打ち合わせをしてきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

スポンサー募集フォームのテスト

ここはテスターのやましたさんの技を見たい!ということで、本人は技とかを意識せず普通にテストをしているのを見ていきました。

  • 下から確認していく(他の人とは異なる順番で)
  • 絶対合っていると思うやつでも、参考資料を見る
  • 仕様通りであっても要求を満たしているのかを確認する

今回は個人スポンサーを募る予定ということもあって、個人スポンサー視点だと入力に困るような質問項目がありそうだという話をして記載を工夫したり、アンチハラスメントポリシーを改めて運営メンバーで確認したうえで、最新のアンチハラスメントポリシーに置き換えをしたり、そこそこ修正を入れてきました。

結果的に今回の打ち合わせではこちらの募集フォームを作ることで大体の時間を使いました。

メンバーのアクセス権限とWIXの払い出しを依頼

一部メンバーが運営用のチャンネルを見れていないのでそちらのアクセス権限をしたのと、次回以降最優先でやりたいHP作成に必要なWIXの払い出しをお願いしました。

TODOの洗い出し

次回以降のTODOを洗い出していきました。

  • HPを作る
  • スポンサーインタビューの計画をたてる
  • スポンサーインタビューを実施する
  • 趣意書のトップページやHPにのせるイラストを作る
  • 現段階で確実にお金がかかるものをキャッシュフローに載せる

が今回の打ち合わせでは生まれました。

全体を通した感想

前回は一回くらいテストすればもうスポンサーを募れる!という話をしていたのですが、Formsの記載ミスが思いの外見つかって、作ったものを一度寝かせておく大切さを実感しました。

また、テスターのやましたさんを中心に、どんどん記載ミスや仕様不良(?)が見つかっていく様子を見るのは、運営準備とかは全然関係なしに面白かったです。

2024年10月のふりかえり

10月が終わるのでいつも通りふりかえりをしていきます。

月のふりかえり

仕事

今月も非常に忙しい月でした。

もともと今月は忙しくなることが分かっていたので、特に何かの調整をしたりする必要はなかったのは救いでしたし、良い表現かはわからないですが受動的な残業ではなかったので、仕事へのモチベーションが低下したりすることはなく仕事をすることができました。

仕事自体は、話を聞いたときにはかなりうっとくる仕事だったので先行きが非常に不安ではあったのですが、一月働いてみてのフィードバックでもすごく良い評価をもらえて安心しました。

社外活動/自己研鑽

ざっくりと記録をまとめると、

  • 読書8冊(前月+2冊)
  • 勉強会参加42回(前月-15回)
  • 動画/Podcast18本(前月+3本)
  • 論文6本(前月-5本)
  • 登壇1回

でした。

仕事で初めて体験する内容が前回の案件同様に多かったので、読書をはじめ学習することは非常に多かったのですが、仕事がいそがしかったこともあって目標としていたところまでは今月時点だと達成できませんでした。

また、仕事が忙しかったこともあってコミュニティ活動などに参加する頻度も少なくなってしまい、そういうこともあってか色々な人から心配されるようなこともあったので、来月以降は全盛期のときとまでは言わずとも、少しずつ活動のペースを取り戻していきたいと思います。

プライベート

落ち着いたと思っていたゴタゴタが、実はもっと大変なことになっていたというのがわかり、非常に大変な月でした。
家族も巻き込んでしまいすごく申し訳ない感じになっているのですが、10月中旬頃からは長めの北海道旅行(といっても平日は自分は仕事をしていますが)に出かけており、先月よりは長く会話したりと一緒に過ごす時間が取れているので、そこは良かったです。

一年でやりたいことに対してのふりかえり

翻訳

ぼちぼちという感じでした。

1冊目の本を出版するまでは信頼貯金的な事も含めて乗り越えるべき障壁は多いし、勝手はわかっていなくて何をしたらいいのかわからず非効率なことをしているなあと言うのは相変わらずですが、進捗自体は確実にしていました。

登壇(プロポーザル)

RSGTにプロポーザルが採択されました。来年以降登壇頻度は減らしていく感じになるのかな?とも思っていますが、RSGTではぜひ登壇したいと思っていたので、昨年までに引き続いてプロポーザルが採択されたことにはすごく喜びがありました。

自分がどうというよりは、最高のカンファレンスにするために一生懸命準備をしていきたいと思います。

コミュニティを立ち上げる

先月までに引き続き、ここはすでにもうやれたので良いのかな、と思っています。

続けていることに関して何かしらの単位を変える

こちらもすでにできたので良いかな、と思っています。

1年間運動を継続する

こちらも継続できています。

ただ、ご飯を食べる量が増えたのか3kgも太ってしまったので、より運動量を減らす必要があるなという感じです...