天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

yr-learning Vol38に参加してきた

yr-camp.connpass.com

今週もこちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと想います。

SOLIDはOOPのものではない

オブジェクト指向プログラミングの中でSOLIDの話はされがちですが、そういう話ではないんだというのがClojureのコードを実例としてわかったのは良かったという話をしました。

また、関数型プログラミングのほうがLSPとかは自然と守れやすそうだという話も出ていました。

好きな言語

いろいろなプログラミング言語を触れたうえでPythonが好きとかJavaが好きという人はあんまり聞いたことがないという話をしていきました。
関数型デザインの文脈でいうと、動的型付けと静的型付けどちらかにぐっと寄っている言語は人気がありそうだという話が出ていました。

とはいえ、企業に入るときに好きな言語じゃないと入りたくないというまでのこだわりを持つことは少ないという話になり、どちらかというとこの言語がメインですと言われたらきつい言語(Clojure, COBOL, Objective-C...)はありそうだという話をしました。

過度にISPを適用する事例はあるか?

ISPの原則を守るときは基本的に安全な方向に倒しがち(とりあえず処理を分離しがち)なので、逆に処理を分離しすぎて困るような例ってあるんだろうか?という話をしました。

#close()と#open()とかライフライクルをともにする前提のものは過度にISPを適用しすぎると辛そうだなという話がありました。

ダックタイピングとISP

本書では例としてダックタイピングができるプログラミングはISPの説明として不適切という話が出ていましたが、実装されているメソッドを見ることで自動的にインターフェースを決めて分離するからISPを守れるという話なんだろうという解釈をしました。

全体を通した感想

今日もゆるゆると話をすることができて楽しかったです。

1時間あったのにLSPとISPだけで終わっちゃったよ!と思ったら実は予定通りだったらしいというのがハイライトでした。

大人のソフトウェアテスト雑談会 #234【髭】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

音楽

自分は音楽をまったく聞かないのですが、音楽を聞きまくった方々が多数いて、シティポップの話題で盛り上がっていました。

箱根

箱根でおおひらさんが話の中で登場していたのでその話をしていきました。
おおひらさんはリトリートなどに全然来ませんが、参加するつもりがないというよりは行き方がわからない、経路をイメージできないという表現が正しいそうです。

バグ密度

confengine.com

こちらのプロポーザルがどうもきになるという話をしていきました。

そもそも密度とは何なのか?という話になり、体積あたりの質量という中学生の頃の懐かしい定義が登場していました。

また、もはやバグ密度が取りづらいのならプログラミング言語レベルでバグ密度が取りやすいような言語を作ってほしいという話が出ており、いろいろな言語を敵に回す話が繰り広げられていました。

メモリ

プログラミングにおけるメモリ管理の重要性の話から、最近の自作PCにおけるメモリチェック事情の話になり、メモリの話が繰り広げられていきました。
今は10万円で192GB使えるようになっているそうですが、その中でもAppleは平然ととんでもない値段のメモリをふっかけてくるのが辛いという話を聞きました。

そういった側面もあるので今はもうWindowsでいいということで、Linuxが使えるようになっていることもその傾向に拍車をかけているという話がありました。

iPad mini

www.apple.com

ちょっと前に発表があったIPad miniの話が出ました。

円安が続いていることもあって値段が高めで、いまいち踏み切れないのは辛いところだということです。

全体を通した感想

テーマの移り変わりが早く、いろいろな話題が出るテストの街葛飾でした。
葛飾は治安が悪い場所も多いそうですが、安心安全のテストの街葛飾でした。

スクラム祭りの打ち合わせ(8回目)をしてきた

aki-m.hatenadiary.com

こちらの打ち合わせを10/14にしてきたので、その内容まとめです。

XP祭りと同時開催検討結果の報告

先週の金曜日にXP祭り代表の小井土さんと川口さんとkobaseさんとXP祭りスクラムフェスを同時開催する方向での話し合い(飲み会)を実施したので、その内容を共有しました。

  • XP祭りと同時開催することに抵抗はない
  • XP祭りの形式は変えずにその裏でスクラムフェスをやるような感じになる
  • XP祭り向けのkeynoteが裏番組になるので、keynoteは招聘したほうがいいかもしれない
  • もし一緒にやるとなったら、一緒にやってより面白くなるにはどうしたらいいのか?ということを考えながら進めてくれる(お互いに完全に無関心みたいな感じではない)

趣意書を作る

モブで趣意書を作っていきました。以下の点を趣意書を作りながら決めていきました。

  • XP祭りと同時開催するならスクラム祭りで良いのではないか
  • 協賛コミュニティに関しては地域コミュニティに限定をしたいわけではないため、地域だけに限定するような記述は削除したほうがよさそう
  • XP祭りと同時開催してスポンサーを集めるということであれば、思い入れが強い人も多いと思うので個人スポンサーを集めたい
  • Platinum/Gold/Silver/Bronze/個人スポンサーの申し込み特典(参加チケット、Webサイトに掲載するロゴの大きさ、スポンサーセッションの有無、Discordチャンネルの有無)
  • Platinum/Gold/Silver/Bronze/個人スポンサーの金額

次回に向けた作業確認

次回は開催趣意書に必要な情報でまだ足りていない部分を検討しようという話をして、

  • Emailアドレスを作ること
  • 公式HP公開に向けた準備
  • 公式のX発行に向けた準備
  • スポンサー申し込みFormsの作成

をすることを決めました。

Women in agile Tokyo 2025にプロポーザルを出した

confengine.com

Women in agile Tokyo 2025にプロポーザルを出したので今日はその告知です。

概要

Scrum TokyoのYoutubeチャンネルが公開されて4年以上が経ち、スクラムアジャイルの実践者の貴重な知見が多く集積するチャンネルになっています。
しかし、公開されている動画の本数は10/11現在で750本を超えており、その中から自分に適したセッションを選ぶ難度はなかなか高いです。
そこで、本セッションでは、Scrum Tokyoの全動画を見ている二人が、参加者の悩みやニーズをもとにして、参加者にあった動画を提案し、その動画の何がよいのかを熱く語り尽くそうと思います。
なお、セッションをより楽しんでいただけるように、本セッションは最初に簡単なイントロダクションを挟んだ後、2人がバトルする形式でお送りしていく予定です。

プロポーザルを出した経緯

小泉さんがRSGT2025でプロポーザルを出されていたのですが、その内容がスクラムフェス三河で自分が出していたプロポーザルと近しい内容だったというのと、ふたりともScrum Tokyoの動画を基本的にすべて見ているということで、コラボができたら面白いんじゃないかということで、プロポーザルを出すことにしました。

また、Scrum TokyoのYoutubeチャンネルは本当に良い動画が多く、学習教材としても最適なので、動画の存在をもっと多くに広められたりできるといいなあという想いや、スクラムの実践者で悩んでいる人が動画を見ることで問題を解決できたりするといいんだろうなあという想いも共通していたので、二人でバトル形式で登壇できるとより盛り上がるんじゃないか?盛り上げたい!という気持ちもありました。

チャレンジしたいこと

バトル形式を現在は予定しているので、まずは真剣にバトルをして勝利することを目指したいです。

また、一回目から大成功をしようとは考えていないのですが、見てくれた人がまた見たいという想いを持ってくれて、今後継続的に各地のスクラムフェスで話せるようなコンテンツになるとすごく良いなあと想います。

アジャイルコーチとスクラムマスターの集い Day3に参加してきました

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昨日に引き続きDay3の内容をブログに書きます。

朝ご飯

稲野さんとを中心に、朝からこういった場でしかできないようなちょっと踏み込んだ話をしていきました。一部ぼかしたり省いしたりしながらではありますが以下のような話をしていきました。

  • SAFeは特に何も変えなくてもアジャイルを導入していると言えてしまうという話や、一度導入してしまうとそれがアジャイルだというイメージが染み付いてしまってなかなか変革が起こしにくいという話をしていました。
  • 仕事に対して責任感や誇りがあるがゆえに、明らかに持続可能性のないスケジュールでも仕事をし続けてしまうことがあるという話をしました。そういった持続可能性がないスケジュールでもやりきろうとする情熱が何なのか?という部分に関しては探っていきたい気持ちがあるという話も併せてしました。
  • コンサルタントアジャイルとはなにかもよくわかっていないような状態で、アジャイルの代表的なフレームワークを調べてその内容をもとに導入を決めてしまうみたいなパターンもよくあるという話を聞いていきました。
  • 持続可能性がない働き方ややり方をしてきても一部の人は運がよくそのやり方をし続けることができたりして、そのやり方が正しいという生存バイアスが働いてしまい、結果的にそのやり方が続いてしまうという話がありました。

丸谷さんと青山(ktraoy)さんと話す

朝ご飯を食べた後しばらく仕事をしていたこともあってOSTに参加し漏れていたのですが、丸谷さんと青山(ktraoy)さんがいらっしゃり、3人で話をしていきました。

  • OSTなどの場でKiroさんが話す内容はすごく面白いし、自分たちが知っているような捉え方とは異なる捉え方をするので、OSTなどでなにかを相談するときは、問題とかを自分で設定したり相談するポイントを絞ったりするのではなく、あったことや起きていることをそのまま伝えたりフリーテーマのような形で話をするとより面白い話が聞ける気がするという話をしていきました。
  • OSTで参加者(特にアジャイルコーチ)の様子を観察するようにしていくと面白いという話をしました。ふらっと話をするようなタイプもいればじっくり話をするようなタイプもいるし、いわゆる蝶のような役割でふらふらと周るような人がいたりもするので、その人がどんなスタンスをとるのかを意識してOSTに呼び込む人を考えたりするのが面白いという話をしました。
  • 元々は経営層で複雑な課題を解決するために生まれたやり方がOSTであるという話から、普段の仕事でもOSTのような話し合いの仕方を使うときとミーティングのようにゴール設定やアジェンダを設定していけるような場を作ることをうまく判別して活かしていけるといいよねという話をしました。
  • コミュニティや社内の中で改善グループ的なものを作っていく時、コミュニティの外やグループの外との接点を上手にデザインしないと、どんどん孤立していってしまい、協力を一緒にしていくことが難しくなってしまうという話をしました。また、そういった理由などで距離を感じた場合は、活動にコミットするための仕組みや余白を作るようにしたり、活動している様子を文章や動画にまとめて定期的に発信していくことが重要だという話をしました。
  • 今回の合宿でも話をしやすいような場所だったり、お酒を意図的に遠くに置いておいたりといった場のデザインはすごいされていて、参加者の行動を元に場をデザインしていくのは大切だという話をしていきました。
  • 今回のリトリートの集いのふりかえりをしていきました。リトリートでいろいろなコーチの方からぜんぜん違う観点でコーチングをしている様子をまとめて聞くことができるのは本当にすごいという話をしました。
  • ストーリーは非常に強力ではあるものの、強力すぎるがゆえに一方的な説得のために使うこともできてしまうという話をしました。
  • 手癖のようなものは日々の中で無数にあって普段から意識しないと自然と出てしまうという話をしました。認知負荷を減らすという意味ですごく役立つ部分はありますしそれでストレスをコントロールできるというのもありますが、仕事で問題を考えるときなどにもそういった手癖で仕事を常にし続けてしまうと、今までと同じような問題が起き続けたりしてしまうという話をしました。
  • 話を聞いたり自分が話をするときに主語に気をつけるようにしているという話をしました。個人がこうして欲しいという話を「スクラムチームなんだから」という話の仕方をしていたり、「アジャイルなんだから」といった話し方をしたりしているときは、その人がなんらかの想いを込めたり解像度があまり上がっていない部分だったりといろいろな理由が隠されていることが多いので、そこに何があるのかを注意するようにしているという話をしました。
  • 子育てをしていく中では、余裕がない状況やどう考えても今じゃないだろうというタイミングで問題が放り込まれて自分の素のようなものを出してしまうような場面があるので、そこを無理やり抑え込んだりするのではなく、そういうことがおきた後に子どもに対して本当はこういうことを言いたかったんだけれどあのような場ではこういうことが言いたかったという話をするのが重要だという話をしました。

原田さん稲野さんに新しく立ち上げようとしているスクラムフェスの相談をする

普段スポンサーとしてスクラムフェスを支援されている原田さんと稲野さんに、自分が現時点で考えているスクラムフェスの開催趣意書を見てもらいながら、気になる部分やスポンサーを考えるうえで趣意書に書いておいてほしい話を聞いていきました。

  • 開催目的にはターゲット層や開催に関するスコープが書かれているとありがたい
  • 何人くらいの参加者が見込まれるのか?というのは公式として書いてあると会社に対して説明がしやすい
  • keynoteが誰か?というのはそんなに見ていない
  • 値段の下限としては5-10万円を考えている
  • XP祭りと同時開催だとすると、そもそも年度末に近くてお金が余っていないというのがあり得る
  • チケットに関しては、もらったからには会社内でこの人だという人に渡して全員行ってもらいたいので、あればあるほど嬉しいというわけではない
  • スポンサーセッションがあるかどうかに関してはそこまで考えていない
  • コミュニティ貢献みたいなところが軸にあるので、オフラインがないのであればスポンサーしたくないとかそういうのはまったくない
  • 請求書をどれくらいにもらえてどれくらいまでに払わないといけないのか?が書かれているとありがたい

帰宅

12時頃に宿を出ました。

Kiroさんとryuzeeさんに今回のリトリートでゆっくりできた旨を伝えたところ、総ツッコミを受けましたが、美味しいご飯を食べることができたり温泉に行くことができたりして、本当にゆっくりすることができたと思います!

次回はフル参加できるように調整をつけて参加できたらいいなと思いました。

アジャイルコーチとスクラムマスターの集い Day2に参加してきた

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昨日に引き続きDay2の内容をブログに書きます。
なお、9時〜22時くらいまで仕事でライムリゾートを離れていました。(1日いるはずなのに内容が薄めに感じたらそのせいです)

及部さんと朝ご飯を食べる

及部さんと朝ご飯を食べながら会話しました。今回のリトリートはお互いに忙しかったこともあってそんなに及部さんと会話する機会を持てなかったのですが、ほぼ1対1で仕事の話題を中心に会話できたのはすごくよかったです。

  • 最近している仕事の話をしました。具体的すぎる内容に関しては言及を避けますが、自分は案件による部分が大きいが直近まで入っていたプロジェクトはめちゃくちゃなところがありつつもすごく楽しかったという話をしたり、47機関の中で特に最近どんな感じで働いているのか?という話をしたり、現職に来て視点や問題意識が一段変わったような感覚が持てるのはすごく貴重だし楽しいという話をしました。及部さんは(すごくざっくりとした記載をすると)経営に入りながら受託開発と新規事業開発どちらのことも考えているそうで、非常に楽しいという話を聞きました。
  • RSGTの話をしました。及部さんはオンライン参加を検討されているということで、もしかすると今度対面で逢えるまでには少し期間が空いてしまうかもしれないという話をしました。
  • リトリートとは言いつつもなんだかんだワーケーションみたいな感じになっているという話をしました。及部さんはリトリートだからみんなと話さないと、という感じではなく、仕事はあるけれど普通にリトリートも申し込んでいたから行くことにしたくらいの感覚だという話をしてくれました。
  • 及部さんが直近AWSのイベントで話をしていた受託開発の話をしました。「受託開発だから」みたいな線引きに意味がない(そういう風に話をしたとしてなにか前に進めるわけじゃない)というところを改めて話したり、契約形態の中で成果報酬型で受託開発をやろうとする際のメリットデメリットの話をしたり成果報酬型を検討することになる際のコンテキストに関して話をしました。また、受託開発をしていく中でお客さんとの関係性構築をどのようにしていくのか?という話などでも盛り上がりました。
  • 仕事の中で今後どういうことをしていきたいと思っているのか?という話をしたり、どういう仕事を今やりたいと思っているのか?という話をしました。及部さんはこれまでふーんという感じだった経営の部分を当事者としてもっと取り組んでいきたいという話をしてくれました。
  • 発表の作り方の話や構成の話をしました。最近は良い意味でアジャイルスクラムというテーマとは遠い内容も増えてきているように感じるという前提のもとで、及部さん自身もそういう側面もありつつ、及部さんは参加者がなるべく分かるように丁寧に過程を追えるような構成を考えているという話をされていました。具体的には、スクラムアジャイルと自分の取り組みまでの距離を補完するような説明をするということで、参加者層が抱えていそうな課題から始めようとするというよりは及部さんが辿ってきた道を言語化することを大切にしているということでした。

Kiroさんに宮ノ下駅まで送ってもらう

仕事で外に行く必要があったため、Kiroさんに宮ノ下駅まで送ってもらいました。バスで向かうよりはかなり快適な道中にしていただけて、とてもありがたかったです。改めてどうもありがとうございました。

  • 最近仕事が忙しい自分の様子を見ていたKiroさんから、自分のスキルを売るという側面があるコンサルタントにおいて、仕事があって忙しいというのはいいことなのかな?(スキルのニーズという意味では良いけれど身体的にはよくない?)という話をしました。
  • いわゆる日本の大企業で足りていないのはスキルではなくてスキルを育てる能力だという話をしました。スキル自体はコンサルタントだったりの力を借りれば補うことはできるけれども、そういうスキルを伸ばすような機会に恵まれていなかったり、自分自身はできないことを外注しているような事態がまずいので、もう少し時間がかかりそうだという話でした。
  • コアアーキテクチャがハードウェアからソフトウェアに移行した現代においてテスラはソフトウェア設計能力の高さを活かして成功したけれども、決して機械設計能力が高いわけではないので、今後はどうなるのかわからないよねという話を聞きました。一方で日本では機械設計能力は非常に高いものを有している一方で、いまだにソフトウェア設計能力が上述したような理由もあって上がってこず、コアアーキテクチャがソフトウェアだという認識もされていないので、このあたりが今後どうなっていくのかは見物だという話でした。
  • 自動運転が発達していくと、運転データや運転しているときのログをよこせという話が出てきて、違法運転などが一発で捕まるかもという話や、その内自動車会社は保険会社を買収して、データをもとに事故の確率などを独自に計算し、保険のルールごと変えてしまうんじゃないか?という話をしました。
  • UPSIDERのすごさとして、企業の銀行口座に直接ログインするという行為の対価として与信提供をしているという話をしました。ユーザーインターフェースやサービスとしての出来栄えも悪くないということです。

小泉さんに迎えに来てもらう

仕事で外から帰ってくる時間は22時近くで終バスもなくなっていたので、帰りは走ってライムリゾートに帰る予定を当初たてていたのですが、暗い山道を戻ることになるというのを心配してくださった小泉さんが、宮ノ下駅まで迎えに来てくださりました。

提供されている美味しいお酒を我慢させてしまって本当に申し訳なかったのですが、帰りも安全かつ快適に帰ることができました。小泉さんどうもありがとうございました。

  • 対面でワークショップ的なことを自分がしてきて、もちろんリトリートに参加できなかったのは悲しかったけれども成果としては思いの外あがってすごくよかったという話をしました。
  • 最近少し話題になっていたRSGTの組織票ですが、企業の人たちが応援してくれるというのであればそれはそれでありなのではないか?というスタンスもあるよねという話がありました。また、コミュニティの人たちに大々的に宣伝してそこでlikeを押してもらうというのも組織票とあんまり変わらないのでは?という話をしました。
  • まだXP祭りのセッションが見れていないという話やスクラムフェス仙台が見られていないという話から、二人ともほぼ全てのセッションをScrum Tokyoチャンネルに関しては見ていて、似たようなプロポーザル(自分はスクラムフェス三河、小泉さんはRSGT)を出していたのだから二人で共同でプロポーザルを出したら面白いのかも?という話をしました。やるならバトル形式がいいんじゃないか?という話をしたり、一定参加者が確実に持ち帰られるような仕掛けを作ったりしておくことが重要だと思うがそれはどんなものがありそうなのか?という話を議論しました。どこにプロポーザルを出したらいいのかは悩ましいけれど、スクラムフェスを回れるような企画になったらいいよねという話をしました。
  • 小泉さんは市谷さんと1on1をしていて、それがすごく贅沢だという話をされていました。そう考えると自分もきょんさんと普通に1on1しているのはすごい贅沢だなあと思いました。

みほらぶさん田口さん山根さん中さんと話す

みほらぶさん田口さん山根さんの3人+途中から中さんと、みほらぶさん田口さん山根さんの3人が過去に活動していたコミュニティの想い出話を中心に話を聞きました。個人的に、こういったリトリートやカンファレンスなどで聞ける話として一番好きなのが自分が知らない過去にあった想い出話なので贅沢な時間でした。半分くらいはブログに書けない話もありましたが、以下のような話をしていきました。

  • みほらぶさん的には、自分(aki.m)はfunny boyではなくcrazy boyだという話から、funnyって誰なのか?という話をしました。自分は川口さんなのかな?と思ったのですが、確かにそんな感じはありつつもちょっと違うということで、「XXのギャグ100連発」というプロポーザルが出たときにlikeを押したい人が該当するんじゃないか?という話になり、Tommyさんや洋さんなどの候補(???)を経由した後、Chinmoさんだ!という結論になっていました。
  • ワークショップがめちゃくちゃ流行っていた時代があったという話を聞きました。発端はよく分からず、紙飛行機ワークショップに触発されたのでは?とか、当時スクラムの研修がワークショップ中心で構成されていたからなのでは?といった話が出ていました。当時はワークショッパソンと呼ばれるワークショップをみんなで作るイベントがあったりしたということでした。(ただしみほらぶさんは開始早々お酒を飲んでいるのを見て田口さんはワークショップを真面目に作るやる気がなくなったそうです笑)ワークショップとは少し性質が違うものではありますが、ゲームづくりという意味ではやっとむさんがめちゃくちゃ上手だとみんなが言っていた時代もあったそうで、プロジェクトを逆から回ってみるすごろくや今でもたまにやられている心理的安全性ゲームなど、数々のヒット作があったということです。作ってきたワークショップの中では、たこ焼きワークショップ(たこ焼きをどこまで積み上げられるのか?というのを試してみる関西人に対しての煽りの一種として生まれた?ワークショップらしいです)やランチワークショップ(ランチをみんなが別々に食べてレシートをもとにランチの価値を並び替えるワークショップ)などが印象的だったということでした。ただ、なかなか大ヒットするようなワークショップは出てこなかったそうで、ワークショップに対して「可能性を感じる」という感想が当時はよく聞かれていたということでした。

moriyuyaさん小泉さんかっぱさんSammyさんtrebyさんAckyさん田口さんJKさん中さんHideさんと話す

今回のリトリートは23時ごろになるとほぼ人がおらず、集まっていたmoriyuyaさん小泉さんかっぱさんSammyさんtrebyさんAckyさん田口さんJKさん中さんHideさんと円を作って話をしました。

  • かっぱさんから熱烈にランニングからサイクリングへの勧誘を受けました。競技人口が少ないから天下を取れるんじゃないか?という話や、自宅でサイクリング設備を用意さえすれば普通に動画をみることもできるし非常に楽しいという話や、Vo2Maxの劇的向上の話などたくさんのモチベーションを与えていただいたのですが、サイクリングする気はなんか起きませんでした笑
  • トップアスリートとの力の差には愕然としてしまうし、自分の努力でどうにもならないレベルを見てしまうと競技としてスポーツをやろうと思うのはなかなか憚られるという話をしました。
  • すごく優秀なのに自己評価が低いひとはめちゃくちゃ問題を起こす存在になりかねないという話を聞きました。優秀なのに自己評価が低い人は、自分はこんなにできなからこんなに努力をしているのに自分以外の人は更にできないのになんで努力をしないんだろう?と思ってしまいがちで関わった結果お互いに非常に辛くなりがちだということです。
  • かっぱさんの会社では、定例会がめちゃくちゃうまくいって、OKRも前倒しで達成ができているそうですが、「なんか順調すぎてつまらないな」と思ってしまい刺激を入れるようにしてたという話を聞きました。
  • ゲームが強い人はパーソナルコーチをつけて普通にメンタルを鍛えるという話をしました。
  • moriyuyaさんは今回のリトリートで、学びをなにか得たというような感覚はなかったけれども、新たになにかチャレンジをしようとしている人たちを見て刺激を受けたということでした。
  • JKさんがめちゃくちゃ川口さんにいじられる結果、それを見ていた人たち(おがさわらさんや小糸さんが中心)がJKさんのことを同じようにめちゃくちゃいじるようになり、KAGではついに副社長が川口さんと同じレベルのあたりの強さでいじってくるという話を聞きました。JKさんとしては最近KAGに入社された森田さんがもしかしたらいじってくるんじゃないか?というのを思っているそうです。途中、田口さんが加勢していました。
  • 自分の前職では仕事がめちゃくちゃ好きな人がすごく多かったという話をして、仕事がめちゃくちゃ好きだから働くのが好きな人が集まる会社だとみんなが自覚してそのようになっているのか、仕事がめちゃくちゃ好きだから働く人たちに影響されて自然とみんながそうなっていくのかでは全然違うよねという話をしました。
  • おがさわらさんはここ数年コミュニティでぶいぶい言わせるようになってきてから本性が出てきている感じがあるという話をmoriyuyaさんから聞きました。具体的には、JKさんをはじめ、この人ならいじれるとなるとめちゃくちゃいじるようになっているというお話でした。個人的には、おがさわらさんは根の部分が優しいと思っているという話をしたところ、人によって大分使い分けているんじゃないかということでした。
  • 自分の変なところを引き出そうとmoriyuyaさんや小泉さんが誘導尋問してくるので、それをひたすら避けるということをしていました。自分もmoriyuyaさんの変なところを引き出そうとしていたのですがその様子を川口さんが面白がっていました。
  • moriyuyaさんとJKさんとtrebyさんでくねくね談義とmoriyuyaさんがtrebyさんの話を聞いている時に感じるシグナルの話を聞きました。
  • かっぱさんや川口さんやSammyが地面師たちにはまっているという話をしていて、かっぱさんは今回のリトリートで地面師たちのセリフを披露しようとすることまで考えていたそうです。ただ、かっぱさんは飲みすぎたせいかセリフを披露できていませんでした。また、Sammyさんは「もうええでしょう」を誰かが言ってくれる環境を作るために会社のミーティングをダラダラ引き伸ばすことにしていたそうで、みんなからめちゃくちゃROIが悪い点を突っ込まれていました笑
  • アジャイルコーチは外部から入るからこそ無責任に言いたいことが言えるし、外部の人が言うからこそ話を聞くことができるという側面があるため、入れるなら外部一択だと思っているという話をJKさんから聞きました。
  • 気になるプロポーザルの話から、推しのRSGTのプロポーザルを聞かれたので、おおひらさんのプロポーザルが如何に今回アツいのか?というのを語りました。おおひらさんは普段の発表だと自己防衛やエクスキューズが多いのですが今回はそういうところが感じられないという話や、「テスター」という生き様が語られるところに凄みを感じるという話や、ログラスおおひらさんが初めて召喚されているという話や、いつも雑に抽象的な話しか書かれないプロポーザルがやたらと具体的になっているという話など、数々の個人的推しポイントをあげました。
  • おおひらさんは来る気がまったくないのに、「リトリートはいいな」「ニセコは身分が高いな」と言っているのはなんかおおひらさんらしいという話をmoriyuyaさんとして盛り上がりました。
  • 宮ノ下まで迎えに来てくださったときに小泉さんと話をしていたプロポーザルを一緒に書きました。小泉さんは市谷さん式のキャンバスを使っているそうですがmoriyuyaさんに見られたら怒られるという話をしました。
  • 0時を回っている中でHideさんが仮眠を取っており、この時間に仮眠というものが取れるのは体にいいのか怪しいけれどもなんかすごいという話をしていました。
  • 「アルコール飲めよっていうアルコールハラスメントを今しています」となんかハラスメントっぽさが薄まってしまうのは不思議だしあんまりよくないという話をしました
  • 「とにかく明るいaki.m」をRSGTに出してみないか打診されました。深夜テンションも相まって出してみようか悩んだのですが、最終的に他のlikeしたいプロポーザルがある中で10pt引くのはよくないと思い至りやめました。
  • 最近分散アジャイルに言っていない理由として、木曜日に家族で買い物に行っているという話をしたり、きょんさんの話は仕事で実際にきょんさんがやっていることと結びつけてあまりマスクされないような形で聞く方が面白いという話をしました。

小泉さんKiroさんと話す

2時を回り、小泉さんと起床(??)したKiroさん+最後の方はTommyさんや洋さんと色々話をしました。

  • 合宿+合宿に向かう前の準備をやっていこうと考えたときに、その準備が思うように進まないという話をしていきました。最近川口さんの話に影響されて共同作業をする際に集まって話をするのではなくて具体的にものを作ることを試してみているのだがそれがすごくいいという話をしたり、中期経営計画など経営層に近いレイヤーが興味を持てるようなものを持っていくようにしていたりしていくのがいいのではないか?という話をしました。Kiroさんとしては、合宿はやらないよりは1泊でもいいからやったほうがいいものの、2泊するのが大事だということで、今回のリトリートに参加していたお子さん二人が1日目は様子を見あっていたのに2日目は仲良くなっていたのはその効果の象徴だという話をしてくれました(2泊あると1泊目はなんとなくの様子見で一日が終わってしまうが、2拍目には距離感がなんとなくの様子見で得た知識をもとにわかるようになり話ができるようになる)。他にも、合宿の場をどうデザインするのか?というのはめちゃくちゃ大切で、どこにセンターを置くのか?や、人がシャッフルするきっかけを作る仕組みづくりなどはとても大切だという話もありました。また、参加する人という面でも、なるべく合宿を経験した人を少なくとも数名は参加させておくことが大切だという話もありました。
  • スクラムはスプリントを設けて定期的にインクリメントを出してスプリントレビューだけやっておこうくらいのルールでやったほうが、スクラムガイドに書かれいてるルールにがちがちに準拠してやったりするより良いという話がありました。人は自由な選択肢が大量にあるとこれまでのウォーターフォール的なやり方で仕事を進めてしようとしてしまいますが、スプリントやインクリメントといった制限を作ることでそれができなくなるということです。制限は多数作ればいいというわけではなく、スクラムガイドに書かれいてるルール+α(例えばバックログの具体的な記載方法)をがちがちに制限してしまうと、「今度はスクラムフレームワークに従っているのにうまくいかないなんてスクラムはおかしい」という風にスクラムに対して言い訳をするような選択肢が出てしまい、これはこれでうまくいかないということです。そのため、スクラムイベントの詳細な説明やスクラムでよく使われるようなアクティビティを詳細に説明することは、スクラムの実践から遠ざけてしまうということでした。
  • 上記の話を踏まえて考えると、じゃあスプリントレトロスペクティブやスプリントレビューはいらないんじゃないか?ということになりますが、それはそんなことはなくて、その2つは系を不安定にするために必要なものだという話がありました。ただしチームが学習に時間を割かないといけないようなフェーズでは、スプリントレトロスペクティブは2週に一回やるようにしておくことで系を不安定にしすぎない工夫も選択肢の一つとしてあり得るということです。
  • スクラムアジャイルを教えてくれと言われて現場に入った時、割と高めな確率で、固定された仕様があれば仕様通りにソフトウェアが開発できるようになるくらいの技術をそもそも有していないパターンはあるという話をしました。そういったときは、ゼロフィーチャーデプロイをすることで楽に開発することができる土壌くらいはチームで作っておかないと、スキルが低いチームがあっという間にスパゲティコードを書いて大変なことになってしまうという話をしました。(後から直していくのはよりスキルが必要)Kiroさんはそのような現場を見つけたときは、何人かの腕利きのエンジニア(山根さんはその代表)を送り込むようにしていたということで、チームが自然とその人達に引っ張られるようにしていたということです。
  • ERP/SAPコンサルタントの悪口を話していました。あんまりブログに書けないのですが、業務効率化のためにやっているという話が出てきた時点でそれはだめだという話がありました。(タイヤを作る過程で同じ品番として管理していても製品の実態としては違うという話がある)
  • 在庫管理システムにおいて在庫テーブルがあったりするのは意味がわからない(在庫はあくまでもin/outの計算結果)という話をしました

アジャイルコーチとスクラムマスターの集い Day1に参加してきた

www.attractor.co.jp

今日からアトラクタさんが主催のリトリートに参加してきているので、会の様子を書いていこうと思います。

申し込み忘れていて参加を諦めていたのですが、急遽欠員が出そうということで、欠員される方と話をして代理で行けることになったので参加しました!

到着まで

走ろうと思っていたのですが雨だったので走るのをやめて電車とバスで行きました。

Hideさんとお話する

Hideさんとはオンラインでは頻繁に会いつつもオンサイトだとかなり久しぶりだったので近況などを軽くお話しました。

むとうさんに挨拶する

SNSでしか繋がっていなかったむとうさんとお話をしました。
イノシシアイコンと自分のリアルなイメージが合わなかったようで困惑されていました笑

お昼ごはんを食べる

川口さんむとうさんHideさん小泉さんと焼きうどんを食べました。
今回の集いを会社が経費として出してくれるのか?という話をして盛り上がったり、焼きうどんをどれくらい食べるのかの調整が難しかったという話をしたり、今回参加しているメンバーの中でどれくらいの割合の人がはじめましてなのか?という話をしたりして、楽しい集いの始まりを予感できる時間でした。

小井さんに挨拶する

小井さんとスクフェス福岡ぶりにお会いしたのでお話しました。
なんか他のスクラムフェス(?)でも見たような気がしたのですが、オンライン上だったようで久しぶりのオンサイト参加だという話をされていて、福岡から半年間もの期間が流れたことに驚きを隠せませんでした。

Ackyさんと話す

リトリートでしかできない(というかAckyさんとくらいしか話せない)話をAckyさんとしました。

オープニング

自己紹介を全員でしたり、集いの説明をryuzeeさんがしたり、及部さんからOSTの説明があったりしました。

初日にめちゃくちゃテーマが出て2日目はあまりテーマが出なくて3日目はまたテーマが出だすという流れはあるあるだなあと思いました笑

OSTテーマ1

内容的にぼかしたほうが良いかなーと思ったので詳細な言及は避けますが、Ackyさん坪田さん石井さんかっぱさんとOSTをしました。
色々話があった結果、一つの課題がありそうだよねという話になったのですが、課題を招く原因は意外と深いところにありそうで、難しいテーマでした。

JKさんAckyさんと話す

最近何をしているのかという話や、KAGさんをはじめ徐々にコミュニティの人が特定の会社に流れているのはすごいなあという話をしていきました。
また、子育てをしているのはそれだけで本当にすごいけどコミュニティにいる人の一部はそういう素振りを見せていないのがすごいという話や、会社ごとの車の癖、ドライブしていて気持ちが良い道路の話などをしました。

アジャイルコーチとコンサルタント

アジャイルコーチとしての振る舞いとコンサルタントとしての振る舞いの帽子の被り分けの話をtrebyさんみずまんさんだんさんmoriyuyaさん洋さん庄司さん山根さんAckyさんとしていきました。以下のような話をしました。

  • アジャイルコーチとコンサルタントの違いなのかアジャイルコーチングとコンサルティングの違いの話なのか?というのは分けたほうが良さそう
  • アジャイルコーチとコンサルタントの違いというのは一応定義としてはあるし引こうと思えば境界線を引くこともできるとは思う。ただ、その定義が明らかになったところで何が解決するのか?というのはありそう。契約はアジャイルコーチに期待しているのではなく、契約を結んでいるその人や組織に対しての期待から生まれているものだと思うので、結局はクライアントの期待に応えることができるかどうかというのが大切だと思う
  • クライアントの期待に応える際に注意しないといけないのは、クライアントは必ずしも自分が叶えてほしいことを期待として言わないこと。アジャイルにできるようになりたいと言われてアジャイル開発ができるようになったとしても、プロダクトが儲からなかったりPLが改善しないような状態では不満を抱えてしまう可能性がある
  • クライアントは、してほしい支援というよりも予算が取りやすい支援というのを求める可能性があることは覚えておいたほうがいい。例えば知識を提供してもらいそれを講演資料のような形で残しておいてもらうという情報支援を実施するのはその一つ。その一方で(最近は状態が変わりつつあるが)システムコーチングをはじめとした情緒的な支援というのは成果がはっきりしないので儲からない可能性がある
  • たまに期待が壊れていて、アジャイルやれば一ヶ月後には儲かるんでしょ?みたいなクライアントもいるのでそこは注意
  • 大きい企業やその業界ならその会社、みたいな会社に支援を頼んだ時の利点として一つあるのは、仮に支援しても現場が変わらなかったときに「XXX会社でもだめだったんです」と言えること。もし大きい会社じゃないと、発注者責任じゃないけれどもその会社に発注した社内の人が厳しい目線で見られる可能性がある
  • 組織が求める支援というのはSL理論のような形でフェーズによって分けて考えることもできそう
  • 期待値を揃えていく時、「あなたは一体何をする人なのか説明してください」「いなくても組織は変わらないのではないですか?」みたいな感じであれば、「いらないと思うならいらないでも大丈夫です」と言えるかどうかみたいなのは大切だったりする
  • アジャイルというのはスタートアップのコンテキストだと正直数あるサポートのうちの細い一つ、というのはある。それよりも事業計画書の書き方を教えてもらいたいだとかそういうクリティカルな部分に対するニーズの方があったりする
  • リーンスタートアップとかも手法としてはあるが、起業をしているのにまだ収益見込みがあるアイデア持っていないの...?という反応のほうが自然ではありそう
  • スタートアップを見ていると資金調達で舞い上がることがあるが、非常に危険な印象はある。投資家は必ずしも将来性を厳格に見込んで判断したりせず、なんとなくの感覚で支援をしたりするので、そうしたときには特に大変

OODAやDX

ふらっと散歩していたところ、JKさんと原田さんを中心にOODAやDXの話が展開されていて、戦争と組織とのコンテキストの違いや、DXが目的化してしまうことの危うさはある一方で本当に意義のあるDXもあるよねという話がされていました。

早く成長するチーム

TommyさんryuzeeさんAckyさんさみーさんKiroさん丸谷さんと、早く成長するチームの話をしました。以下のような話が出ていました。

  • いくらコーチやベテランが言ったところで、チームの人たちが練習できないのでは上達は遅い
  • チームの成長のことを考えると、自分がこうしたほうがいいと分かっていても一旦飲み込んでみるということは一つの方法としてある。ただ、いつも変なことを言うおじさんだなあというスタンスを日頃から取り続けることで、自分自身が気がついたときに適度な発言力を持って話せるようにしておくというのは一つの方法としてある
  • 色々なチームを見てきて、インクリメンタルに一定間隔でデモできるものを出していれば後はスクラムガイドの内容とかを守れていなくてもなんとか価値を出していけるというのは感じてきた。逆に言えばスプリントレビューがまともにできないチームはその他のことがいくらものすごくよくできていてもだめ。良いチームほどスプリントプランニングは短くなりがちで、悪いチームはしっかり計画しようとしてスプリントプランニングを繰り越しだしたり時間延長したりする
  • エンジニアが複数いるチームに対してガジェットを置いておくといい。置いているのにスプリントの中でまったく触らない状態なのは本当にまずい。(それだけの余裕がないから詰め込んでいる)
  • エンジニアが遊ぶのを怖がる人はたまにいる。そういう人をみると、なんでもっとエンジニアのこと信頼しないの?なんでエンジニアが遊べるような余白を作らないの?というのはフィードバックしたりする
  • スプリントゴールに如何に集中できているのか?というのが大切。たまにスプリントゴールが立てられないというチームがいるが数カ月先などこのさき未来にどういう状態になっていたのか?というのは必ずあるはずで、そこに早くたどり着くためにどうしたら良いのか?というのは必ず立てられるはずである
  • 保守系の仕事やスプリントゴールに直接関係はないがやらないといけないような仕事は必ずあるので、そういう仕事をする割合は3割くらいだと決めておくというのは一つのやり方である。ただし、そうするとまず3割のほうからプランニングをし始めるチームが出始めるのでそこは注意する
  • 同じミスが3回でたらそれはスクラムマスターに対して怒らないといけないので、真剣に怒るよりはまだ笑いのネタにしたほうがいいということでピコピコハンマーを現場においておくことがある
  • 今スプリントのスプリントゴールって何でしたっけ?と質問したときに答えが出てこないならそれはもうだめなのと同じように、今スプリントの改善のバックログ何でしたっけ?といったときに出てこないのであればそれは改善が機能していない。割とあるあるなのはKPTでやった感じを出すためにTをとりあえず出しているみたいなのはある
  • チームが改善してなにか良くなったな、と思ったときに、それがなんでよくなったんでしたっけ?というのを言語化しておくのが大切。それがないと、良かった部分の揺り戻し(何故良くなったのかの理解がないので良かった取り組みを更に改善させて消失させてしまったりすること)が発生する
  • KPTはしっかりやった感じが出てしまったりKPTをそれぞれ埋めないといけないみたいなフォースが働いてしまうのは大きな問題点である。本来ふりかえりはただ話すだけで良いものなのに、そのあたりがわかりにくくなる
  • コーチ的なふるまいをするときは結構事前に仕込みを入れておくことがある。例えば、スプリントレビューの事前にステークホルダーに褒める/褒めないの観点を共有しておき、正直成果物が陳腐に感じられてしまうようなものであっても、その観点を満たしているのであればすごく褒めてもらったりとかはする

話が終わった後も少し雑談的に、新卒スクラムマスターやコードがまるで書けないスクラムマスターはありなのか?という話をしたりしていました。

丸谷さんみやちさんと話す

freeeでお二方とも働かれているという丸谷さんみやちさんと以下のような話をしていきました。

  • プロダクトのフェーズごとに課題感はまるで異なってくるが、新規のプロダクトに関してはいかにリアルなユーザーからのフィードバックを早くもらえるのか?そのためにどれだけ作り込みを防止するのか?というのを考える印象がある
  • 既存プロダクトに関しては技術的負債の観点はやはり切っても切り離さなくなってくる。あとは既存の機能の中からどうやって機能を消していくのか?みたいなところもテーマになりがちである
  • 技術者が重宝された結果もあって、プロダクトが儲かるかはそんなに興味がなくてどれだけ最新の技術を使えるか?のようなところにフォーカスがいくという状況はたまにあるのだが非常に深刻
  • アジャイルスクラムをやろうとしたときに、「チームで働くのがあまり好きではない」という発言が出たときは、チームで働くというのが何を指し示しているのか?というのはかなり気をつけてみるところである。一人で考えをまとめる時間がほしいとかであればそれはもっともだし、モブ作業がいいからといって仕事の全ての時間をモブ作業に費やすというのはやり過ぎになることも多々ある
  • Rubyではコードの循環的複雑度をとったり結合度を見たりするためのツールというのがあまり良いものがない
  • freeeは技術イベントなども多くやっていることから技術的に非常に強いイメージを持ちがちなのだが、QAとかデザイナーとかじゃない開発者の人たちはそんなに露出(今回のようなイベントに積極的に参加)しているわけではじつはない

境界ゲーム

洋さん丸谷さんみやちさんむとうさんTommyさんと、「何は料理で何は料理じゃないのか?(チキンラーメンにお湯をかけてたまごをいれるのは料理なのか?)」「何は旅行で何は旅行じゃないのか?(大阪在住の人が日帰りでUSJ行くのは旅行というのか?)」という風に人によって言葉の定義が揺れそうなものの境界線を探るというゲームをやりました。(旅行や料理の他にも飲み会などが境界を定める議題として挙がっていました)

こういったゲームは、同じ言葉であっても相手が思っているイメージと自分のイメージが違うというのは日常的に起こり得るものなんだよ、というのを理解するワークに使えたりするそうです。

夜ご飯

主にAckyさんみやちさん原田さんだんさんと、夜ご飯を食べながらいろいろとお話をしました。以下のようなトピックが出ていました。

  • それぞれが業務をする中で使わないようにしている言葉(DX, 要件...)
  • それぞれが最近気になっている言葉や領域(保育, 読書...)
  • 違う観点をアジャイルや仕事の文脈につなげるというのはすごく大切な取り組みである一方で、まだ解像度低くしか理解ができていないような異なる業種の観点に対して、アジャイルという枠組みで捉えることで浅い理解にとどまってしまうことがあるので、意図的に「アジャイルでいえばこういうことでしょ」みたいなのは出さないように保留して、一旦そのコンテキストで異なる業種の取り組みを理解し、そのうえでアジャイルに応用できないかを考える、というようなステップをふもうとすることを意図的に意識している
  • しれっと22時とかに開始して、4時とかまで平日でやっているコミュニティがあるが、体力がものすごいし他の人からみると相当変に感じるらしい。ただし、最近そのコミュニティに社内でハマった人が出てきて、何かしらの才能を感じた笑
  • スクラムフェスに関して、世代交代という考え方や、一人だけしか代表ができないのはまずいという考え方から代表が交代するというのは理屈としては分かるのだが、代表がやりたいことをやるスクラムフェスみたいな理解も一方であるので、そこが変わるということに対して違和感を持つ部分もなくはない
  • CoEと名乗るのはなかなかおこがましく感じてしまうところはあるのだが、品質管理部の中に存在しているというのは役割的に動きやすい
  • こうしたリトリートに参加するときに家族稟議をどのようにして通すのか?というのは一つの課題である。会社の研修であると説明したり、日頃の出張の一環的な流れで説明したり、旅行という建付けで家族ごと楽しめるようにするというのは割と革新的なソリューションだと思っている
  • スクフェス三河は完成度が高いスクラムフェスだと感じる。会場もいいし、テーマ性みたいなものもあるし、セッションもいいし、地元の人達がやっている感じもある。原田さんと一緒に参加した人も本当に体験がよかったようで、来年以降も継続的に参加したいと思っている。唯一ご飯だけが課題である
  • スポンサー視点だと、各地のカンファレンスの趣意書を見てこうしてほしいみたいなものとかここをもっと充実させてほしいみたいなところは実はあったりする。
  • Ackyさんは毎年スクラムフェス三河keynoteに対して物言いをしている。昨年に関しては、部品の抽象度を極限まで高めるというテスラのアプローチが日本の車業界の現場で大切にされている考え方と真逆でありどちらが良い悪いというのはないというところや、今年のkeynoteに関しては説明されている情報が古いというのは物言いしたりしている
  • 今回のリトリートは学びにあふれているのだが、一度学びを整理するような時間も確保したいと思う
  • スポンサーセッションだけど一切会社の話はしない、というのは実際チャレンジしてみて面白かったし、社内でそこに対してなにか文句を言うような人はいなかった
  • RSGTのスポンサー値上げは実はそんなに響かなかった
  • それぞれがどんなテーマが特に印象的だったのか?(ロールの被り分け、アジャイルコーチとコンサルの中で出ていた発言...)
  • こうした場に来ると、多数のコーチが異なる強みを活かしてぜんぜん違うスタイルで話をするのがとてもおもしろいし勉強になる。相談を受けている際にも、合うアドバイス合わないアドバイスを取捨選択することができるし、相談を受ける際にも、この人はこういう切り込み方をするんだなあというのが頭の中に残って勉強になるというのはある

みほらぶさん洋さんと話す

みほらぶさんに今日は走ってきたのかを聞かれ、ランニングにまつわる談義をしていきました。
自分は別に走るのが好きなわけではないのでダイエット目的(厳密に言うとたくさんご飯を食べる目的)でランニングをしているのですが、それなら遺伝子検査を受けてみると、何を食べたら太りやすくて何を食べたら太りにくいのか?という体質的な情報だけは唯一役に立つという話を教えてもらいました。
遺伝子検査に関しては他にもいろいろなデータがわかるそうですが、あくまでも特定条件の際にどういう人が多いか?なので、特定条件があるからその人はこういう人である、という順番の因果ではないということでした。

遺伝子検査はだいぶユニークな項目もあるのですが、余計なお世話な項目(座高の高さの傾向)やそれを知って何?という項目(生まれた時の体重の傾向)や全然当たらない項目(情報処理速度の速さ)などがあって、その中にある「アスパラガスの匂いの感じやすさ」に関して盛り上がりましたw

お風呂

お風呂でさみーさん丸谷さん小井さんTommyさんとOSTをした結果自分はのぼせ気味になりました。

  • JiraやMiroがデファクトスタンダード感はあるが、それ以外にもLinear、Shortcutといったプロジェクト管理ツールがある。Jiraは何でも出来すぎてしまうという部分や動作が重すぎるという部分はあるのだが、なんだかんだやりたいことはJiraさえあればすべてできるみたいな感じになりがちなので、嫌いな人がいるのは承知で使ったりしている(ただしたまにJiraを使うならこのPJには入らないみたいなレベルの過激派はいたりする)
  • アジャイルコーチがそこらへんにいる環境の特異さと、10万円でその環境が普通に手に入ってしまうということがいかにおかしいか
  • ryuzeeさんがついつい喋りすぎてしまったという話をしていたが、そういう風に話を引き出せたもん勝ちだとは正直思っている。そういう意味でも、今日二人で川口さんから受けたモブプロのワークショップはすごく貴重な時間だったし楽しかった
  • Tommyさんが経験した心霊現象(山の山頂付近をドライブしていたらなぜか知らない2人が外に見えたのだが家族の中には3人見えたという人もいた)
  • Kiroさんの子どもに対しての接し方は抜群にうまいのだが、実は自分が普段接されているときと同じふるまいをよくしているということに注意w
  • KiroさんとTommyさんが現場で出逢った時の思い出話

雑談

1時半すぎくらいまでいたメンバーで雑談していました。自分は川口さんがジェフ・パットンレベルという言葉を発明していたタイミングで参加したのですがそれがどういう意味なのかはわかりませんでしたw

  • ペルソナは複雑にするのではなく、まず実装が一番シンプルになるケースを説明するために一人作ってハッピーパス的な考え方で通すというのがあり得る。あとはそんなに複雑なペルソナって本当にいるんでしたっけ?みたいなところを突っ込むというのはある
  • 倫理的にブログに書けない用語ではあるが、Kiroさんが新卒で入った会社で叩き込まれた概念(まずは既存のプロダクトをちょっとだけ変えたような製品を出してから最終的に攻めたプロダクトを作るまでのプロセス)
  • Vo2Max事情(Kiroさんもmoriyuyaさんも平均と比較するとかなり高い)
  • 平鍋さんは海外の人からも真面目な印象を持たれているが、実は財布を落としたり逆方向の電車に乗りがちみたいな側面があったりする
  • 海外スピーカー勢の逸話(川口さんが冗談を言ったら、「このひとは冗談を言う人なんだ」と丁寧に説明された、質問をしたらすごくおとなしい声で「それは嘘をつけ」と言われた、美味しい刺身が食べられるようなお店に3年連続接待的な形で連れて行ったら実はフライドポテトが好きなんだと3年目にして言われた、カンファレンス中にベビーシッターを利用したところ普段家では絶対に食べないようなスパイシーな料理を子どもに食べさせられ、子どもがスパイシー料理にはまってしまったことを嘆いていた)
  • Kiroさんが子どもが生まれる前は家族の中で一番体力があったけれども、子どもが成長したあとにはいつの間にか一番体力がなくなっていた話
  • 最近寝落ち率が高い小泉さんが身につけた(身につけてはいけない)床で寝るスキルと、緩急ある話題に弱いという話
  • 睡眠時間が少ないといろいろトラブルを引き起こすので結果的に大変なことになる
  • スクラム道関西のこれまでの歴史と、他のスクラム道が消滅した理由
  • 企画をしたいという人の中には、ただキラキラするからという理由だけな人はいたりする。そういう人はサービスの運用開始を待たずして別のPJに行ったりするので、「サービスの運用開始まではコミットメントしますよね?」というのを確認しておく。実際そういう人はコミットメントする意思を見せて実際はコミットメントしないことが多いのだが、以前コミットメントする約束をしたのにコミットメントを実際にはしないというのが積み重なっていくと自然と信頼を失う
  • 勝ち馬に乗るような感覚で成果をかっさらっていく人はたまにいるが、その人のことを徹底的にボコボコにしてもあまり良いことはない。そういう人が来たときは、こういう場で「こんなひどい人がいたんだ」という愚痴を吐くくらいにしておくのがちょうどよくて、結果的に長い目でみると成功するプロジェクトに居続けやすい
  • 勝ち馬に乗るような感覚で成果をかっさらっていく人の嗅覚はすごい。また、そういう人は自分が勝ち馬に乗るような感覚で成果をかっさらってしまっているがチームメンバーからは見て見ぬふりをされているな、ということを察している人がほとんどである。ただし、岡田斗司夫に代表されるように極たまに今すぐにでも一緒に働くのをやめて逃げたほうがいいという人はいたりはするのでそういうときは逃げたほうがいい(Kiroさんの経験的に、このひとは本当の悪人だというのを検知してコミュニティから排除したレベルの人は10年間で一人だけ)
  • 子どもが小学生になるまで無事に育ったらKiroさんが何かしらしてくれるが、子どもが無事に育つ間に身体を壊したらめちゃくちゃ馬鹿にしてくれる