天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

Qiita Night~エンジニアリングマネジメント~に参加してきた

increments.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

本イベントは、日本最大級(※)のエンジニアコミュニティ「Qiita(キータ)」を運営する当社が実施するオンラインのテックトークイベントです。

イベントごとにテーマを設け、技術についての知見を共有し合うQiita Nightを実施しています! Qiitaトップコントリビューターを中心に、テーマについて深い知見を持っている方にご登壇いただき、LTをしていただきます。

これを機に登壇者とも繋がり、気軽に情報交換や質問ができる場を作りたいと考えています。 イベント中の質問やご意見も大歓迎!関心のあるテーマの知見を深めるきっかけとしていただければ何よりです。

※注釈:「最大級」は、エンジニアが集うオンラインコミュニティを市場として、IT人材白書(2020年版)と当社登録会員数・UU数の比較をもとに表現しています。

会の様子

LT①「若手エンジニア成長支援No1企業を目指して」 by中野 ヤスオさん

まずはARアドバンストテクノロジの中野さんから発表がありました。

ARアドバンストテクノロジさんでは、中堅以上の人たちももちろん大切だとは思いつつも変化が早い領域では若い人たちの活躍/成長が不可欠だと考えているそうで、どのような取り組みを若手向けに行っているか?という話を聞いていきました。

具体的には、

  • 最初の一歩のハードルを下げる(3dayインターンや若手向け研修として、実際に手を動かせる機会を豊富に提供, ベストプラクティス群をまとめて提供)
  • 他者関与の機会を増やす(インストラクションデザインの考え方を応用して学習共同体(教え合う機会を作り、横軸縦軸でつながる共同体)を構築、他部署や社外の人と関わる機会を外部研修という形で提供)
  • バランス良く学ぶ(技術だけではなく管理職研修を管理職になる前の段階で受けてもらう)

といった取り組みを行っているということでした。

LT②「エンジニアリング組織の隙間を埋める「委員会制度」について」 by丹羽 大智さん

続いて、Relicの丹羽さんから発表がありました。

Relicでは職能ごとの事業部制を採用しているため、事業部の部からPJを構成するようにしていたそうですが、どうしてもスキマ(部の人数が少ない場合、PJによっては専任者がいない)ができてしまったそうで、このスキマを埋めるために委員会制度を立ち上げたということです。

委員会制度を立ち上げたことで、担当者が明確になったり、責任者や専任者が強いリーダーシップを持ったりといった当初想定していた効果に加え、他領域への興味拡大や能動的な動きがどんどん発生するといった効果もあったそうです。

一方で、開発者の負担が増加したり、スキマが小さくなったとはいえ完全になくなることはなかったということで、このあたりは課題として受け止め、現在進行形で課題解消に取り組んでいるというお話でした。

LT③「タクシーアプリ『GO』のエンジニア組織づくり」 by待鳥 了さん

続いて、Mobility Technologiesの待鳥さんからお話がありました。

Mobility Technologiesでは、事業×部門という形で組織づくりをしているそうですが、部が別れていたとしても、組織の人間の間で相互理解を深める機会を作ることを大切にしているということで、オフラインで「今後どういうことをやっていきたいか?」という話をし合うような時間を作ったりしているという話がありました。

また、組織づくりの施策も幾つかされているそうですが、

  • シャッフル1on1(チームの結束力が高まる)
  • デスクツアー(お互いがどんな感じで仕事をしているのか理解を深めるために、自宅のデスクを公開する)

の2点は特に社員から好評だったそうで、互いのことに感心を持って認め合い高め合う仕組みづくりの重要性を実感したということです。

LT④「横軸チームとOKR」 by 青柳 康平さん

続いて、ユニークビジョンの青柳さんから発表がありました。

社内の横軸チームとして活動しているワーキンググループのお話で、以下3つのワーキンググループが紹介されていました。

  • 品質向上ワーキンググループ(名前の通り品質を横串で担保する)
  • レビュー改善(社内のレビュー文化の定着を行う。他のPJの人がレビューすることで、知識の流動性が上がったり、レビューしてもらう側もコードを見慣れていない人に説明することでコードの理解を進める)
  • DevOps(DORAメトリクスの向上を進める。自動テストサポートなども担う)

また、このワーキンググループはPJと同じようにOKRで管理しているということです。
ワーキンググループを作ることで、エンジニアが技術的課題を普段のPJとは別に解決する機会を得られているということで、エンジニアの仕事に対する満足度も上がっているそうです。

LT⑤「EMの役割とは何か、TLやICの役割と合わせての考察」 by佐藤 正大さん

最後に、ビットキーの佐藤さんから発表がありました。

  • あるもの(ある役割)が何であるかを考える際には、何でないかを考える方が良いと考えている
  • Googleのソフトウェアエンジニアリングに書かれているようなことをバックグラウンドとする

の前提のもと、EMのキャリアパスやEMとは何か?について考えていく発表でした。

まず、Tech LeadとEMは二人三脚で歩むという話から、「TLがやる仕事以外」をEMが担うようなパターンが基本パターンとしては望ましいのではないか?という話がありました。

次に、基本パターンから一歩進んだ応用パターンとして、

  • Tech Lead Manager(Tech Lead Managerは難度が高く、メンターの存在が非常に重要になるため、社外も含めてメンターをつけることが重要)
  • ピープルマネージャー&シニアなTech Lead(組織が大きい場合に取る。大きいかどうかの判断は、ダンバー数などを参考に行う)

というパターンもあるのではないか?という話が出ていました。

会全体を通した感想

組織の規模や施策が多種多様だったため、非常にバラエティーに富んだ発表になっていて、LT会らしい楽しみ方ができるイベントで、非常に楽しかったです。

社内外に関わらずつながりにフォーカスした発表をされている方が多かったのも、印象的でした。

第19回Ques #ques19に参加してきた

ques.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

今回のテーマは「自動化と品質の関係性」 楽天株式会社Singh Sonalさま、ASTER井芹さまにご講演いただきます。

Quesを開催して10年になりますが、「テスト自動化」は常に参加者の皆さまの関心の高い分野です。 昨今、テスト自動化に取り組むことは当たり前と言えるほどに浸透してきているかと思います。 テストやその周辺を自動化するのが一般的になったとはいえ、その結果として、何がどのように変化し、成果となったのか? また、さらに生産性を向上するためにテスト以外で、どのようなことを自動化できるのか? テストを含む自動化の取り組みがどう品質に影響したか? 自動化の方法や内容にとどまらず、結果の部分までお話しいただくことで、さらなる学びが得られるのではと考えました。

QAエンジニアやテストエンジニアの方はもちろん、普段は開発をされている方、他社のやり方を学んでみたい方など、 自動化と品質の関係性にご興味のある方であれば、どなたでもご参加いただけます。多くの皆さまのご参加をお待ちしております!

会の様子

Can we automate bug analytics? by Singh Sonalさん

まずはSonalさんから、バグ分析の自動化に取り組んでいる実例を聞いていきました。

Sonalさんの現場では数年で500K以上のバグが様々なDBに溜まっているそうですが、

  • JiraやPractiTestをはじめとした様々なツールに起票されたバグをDBに記録する
  • 記録されたバグをカテゴリごとに分類する(機能ごとの分類、バグの種別(デグレ化どうかなど)、領域(デバイスなど)ごとの分類...)

といったある程度定量的に評価できる部分は自動化を実施して効率化を図り、なぜなぜ分析など定性的な部分に関しては人間が担当するように分担しているというお話でした。

また、バグ分析は段階的に進化をさせたということで、まずはデータ自体の記録/データの図示...を実施し、そのあとはRCA(Root Cause Analysis)やクォーターごとの比較...を実施し、最後にQoQ comparisionやチケットのドリルダウン、カテゴリごとの分析...を行ったということでした。

完全自動化するのではなく、原因分析など人が得意とするような部分は手動のままにしておくというのは納得感がありましたし、分析を自動化していくにあたって、具体的にどのようなステップを踏んでいくといいのか?というのも整理されていたのがよかったです。

テスト自動化の成果をどう評価し、どう次につなげるか by 井芹 洋輝さん

続いて井芹さんから発表がありました。(資料が発表前に既に公開されていたため、内容の詳細は割愛します。)

docs.google.com

まず最初は、テスト自動化によってどうなるのか?の話をしてくれました。
テスト自動化のネガティブな側面/ポジティブな側面それぞれに焦点を当てて自動化の目的を丁寧に紐解いてくれていて非常に良かったのですが、目的をレベル(テスト担当/ツーム/ビジネス)ごとに分けてくれていたのが特によかったです。(相対する相手によって自動化の恩恵やデメリットを意識的に使い分けしやすくなったため)
また、テスト自動化を行うことによる開発スキル向上や、次の施策との連動性を考える重要性というのはこれまで持てていなかった視点だったので、こちらも非常に面白かったです。

次に、テスト自動化の成果をどう評価するのか?の話をしてくれました。
ここでも、前に説明があった目的のレベルと近い話があったのが個人的には良くて、ただ「評価を多面的にしましょう」という話で終わらず、「視座を変えながら(高めながら)評価をしていきましょう」という話に昇華されていたのが学びになりました。
また、自動化の評価指標もテスト同様継続的に見直していく必要があるという部分も、個人的には非常に共感しました。

最後に、テスト自動化をどのように次につなげるのか?という話がありました。
目的の適正化/テストの有効性拡大/テストの内部品質の維持と改善という3ポイントをベースに話してくれたのですが、どのポイントも具体的に語られていて、納得感がある話でした。
特に、品質特性をもとにしながら、テストの内部品質の維持と改善をするために具体的にどんなポイントを意識すればいいのか?という話がされていたのは、非常に面白かったです。

全体を通して、非常に丁寧に整理がなされていて、何度でも聞き直したい発表でした。

会全体を通した感想

今回も学びが多い発表を2本聞くことができて満足でした。

「自動化を始めました」「自動化を始めた結果こんなところで課題が出て工夫が必要でした」という話は聞く機会が増えてきているのですが、自動化を数年レベルのスパンでどう改善/維持していくのか?という話はなかなか聞く機会がまだ少ないので、とっても学びが多かったです。

QA Career Talk vol.2〜社外活動と本業、両立への道。スキルアップとホンネ〜に参加してきた

reiwatravel.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

「社外活動を続けることは大変...だけど、社外活動をしていたおかげで、新しい出会いやキャリアの選択肢が増えた」 QAエンジニアのキャリアをテーマに語り合うQA Career talk

第二弾は、社外活動に取り組んでいるメンバーをお迎えします。今回は、『テスターちゃん』でお馴染みのMatsuさんと、『テストする人。』でお馴染みのrinaさんに登壇いただき、ここでしか聞けない社外活動のお話やこれまでとこれからについてお話ししていきます。 コロナ禍を経て、働き方が変わった昨今。リモートワークでどこからでも仕事ができる今、私たちのキャリアの選択肢は様々です。本業以外の活動をはじめてみたいと思っている方や、本業と社外活動との両立に苦戦している方、またどんな活動があるのか興味があるという方と一緒に、私たちの活動を一例に社外活動と本業の両立の難しさやそれを乗り越えるちょっとしたコツ、面白さなどを一緒に考えてみたいと思います。

これから新しいことを始めてみたい人や既に挑戦している皆さんと一緒に、キャリアについて考える1時間にしましょう! 当日は参加者みなさまからのご質問にもお答えしますので、ぜひ事前アンケートで率直な疑問や気になることなどをお聞かせください!!

会の様子

自己紹介&LT

まつさん

まずはまつさんの経歴について話がありました。ざっくりとまとめると

  1. スーパーの店員
  2. バイトで塾講師
  3. 中国に就職。QA立ち上げを経験
  4. 尖閣諸島問題もあって、日本に戻りテスター25名くらいをまとめていた
  5. お偉いさんの相談に乗っていたらいつの間にか転職
  6. rinaさんにJaSST福岡に誘われて社外活動開始(2015年)
  7. QAから漫画家兼イラストレーターへ(2017年)
  8. AIプロダクトのQAに転身。また、大学などで講演をやるようになった。
  9. コロナに突入。無理をしすぎたのか心療内科に通う羽目になった。
  10. 復職。JaSSTで講演

という流れで、だいぶツッコミどころの多い内容でした笑

rinaさん

続いて、rinaさんから経歴について話がありました。こちらもめちゃくちゃ濃いですが、まとめると以下のようなキャリアを歩んだということでした。

  1. プログラマー
  2. 主婦&職業訓練
  3. テスター
  4. チーフQA
  5. 勉強会立ち上げ&執筆&講演&JaSSTの実行委員(実行委員長もやった)
  6. JSTQBの技術委員
  7. PHPカンファレンス福岡に出た
  8. 転職。本を書いたりもした
  9. 最近は表だって何かやることは少なくなった
miisanさん

最後にmiisanさんから経歴の話がありました。

  1. 法学部で教職免許を取得して教師として働く予定だったが、世界の格差を解決したいと考えたときに、教師では少しインパクトが足りないと思った
  2. インパクト解消の手段としてITテクノロジーに興味を持ち、未経験ながらエンジニアとしてファーストキャリアを積んだ
  3. メルペイでQAエンジニア兼EMをやった(最初は10名規模だったが70名規模になった)
  4. 令和トラベルで一人目QAエンジニアとして活動

モチベーションとしては、全体的に「やりきった!」と感じたときにモチベーションが落ちて、新しいことをやる時にまたモチベーションが上がるという話でした。(ここ最近は社外活動で自分の好きなことをやっているので、モチベーションはKeepできている)

パネルディスカッション(Q&A)

力のいる仕事(何かを立ち上げるなど)を継続できている理由

まずは、rinaさんとまつさんから、力のいる仕事を継続できている理由を聞いていきました。

rinaさんの場合、やりたいことが(福岡では)なくて、それなら自分で作るしかないかーと思って作っていった結果こうなったというお話でした。(たくさんの仕事を立ち上げているのは飽きっぽいのも要因)
継続できた要因としては、以下の2点が挙げられるということです。

  • あまり期待値を高く持っていないのでハードルが低い
  • 福岡で何かやろうと思った時、たくさん人が来てくれた

まつさんも、基本的にはrinaさんと似ているということで、

  • 社外活動だとハードルを高く持ちすぎている人が多い印象があるが、まつさんはあまりハードルを高く持っていないのでポンポンできる
  • 自分がやりたいことをポンポンとやっている
  • 人を集めるぞ!といった目標を持たない

が継続する要因だと考えているそうです。

キャリア/スキルアップ戦略

続いて、まつさんとrinaさんがスキルアップやキャリア構築をするにあたってどのようなことを考えているのか?という話を聞いていきました。

rinaさんは、登壇駆動&ブログ駆動で動くようにしているということで、先に登壇を組んだりブログをしっかり書かざるを得ない環境に身を置き、そこでスキルアップのプレッシャーを自分自身にかけているということでした。

まつさんの場合は、自分でゲームを作ったりAIで遊んだりするのが原動力になっているということで、そこで身につけた知識をQAの仕事&講演でアウトプットしてスキルを磨いているということでした。

社外活動(JaSST)の裏方

JaSSTの場合は実行委員が100人を超えているので、実行委員のアカウント整理だったり、Zoomの管理、実行委員長の横串MTGに参加したりしているということでした。

他にも、(やりたいことをバンバン話す人たちがいる環境なので)まとめ役をしているという話や、講演者との調整や経費周りの申請などもされているそうです。

社外活動(JaSST)を実際にやってみてのGap

まつさんは、思ったよりも堅苦しさがなく、学園祭に近いような印象を受けたということでした。

rinaさんも、JaSST東京はさすがにビビった*1ということですが、rinaさんが関わっている福岡についてはそんなことはなく、まつさんが話したような雰囲気が強いということでした。

時間の使い方

まつさんrinaさんから、社外活動と仕事の割合をどのように配分しているのか?という話を具体的に聞いていきました。

まつさんの場合、平日は

6:00-7:00 : 起床&日記

7:00-8:30 : 社外のタスク

8:30-9:00 : 朝ご飯

9:00-9:30 : 運動・シャワー

10:00-19:30 : 仕事

19:30-20:30 : ご飯&Youtube

20:30-21:00 : お風呂

21:00-22:00 : 趣味

22:00-6:00 : 睡眠

のスケジュールで動き、休日はなるべく休むように心がけているということでした。

rinaさんの場合、子供が小さいときは、

6:00-7:30 : 起床&子供と自分の用意

7:30-9:00 : 保育所送りながらメールなどをみる

9:00-12:00 : 仕事、委員メールを出す

12:00-17:00 : 仕事

17:00-19:00 : 移動中メールを出す

19:00-22:00 : 夜ご飯&娘のお世話

22:00-25:00 : 委員会MTG、就寝

25:00-27:00 : 起床してブログ書いたり

27:00- : 就寝

のスケジュールで動き、子供が大きくなってからは、

6:35-7:10 : 起床&子供と自分の用意

7:30-9:00 : (娘が中学校になったので)見送り、朝食&漫画&筋トレ

9:00-10:00 : 副業

10:00-19:00 : 本業

19:00-22:00 : 夜ご飯&副業&社外活動レビュー

22:00-24:00 : 英語、社外活動

24:00- : 就寝

のスケジュールで動いているということでした。

社外活動をやっていてよかったこと

最後にまとめ(?)として、社外活動をやっていてよかったことをお二人から話を聞いていきました。

rinaさんは、社外活動をやったおかげでテストの時抱えていた悩みが晴れるきっかけになったし、勉強会をやり続けたからこそ次の機会ができて*2今の仕事にもつけなかったと思っているとお話をしてくれました。

まつさんは、社外活動をやったことで色々な人と繋がれて人生の幅が広がったし、(別に必ず成功しないといけないわけではないけど)本業が成功しなくても人生が充実して楽しくなるというお話をしてくれました。

会全体を通した感想

社外活動とキャリアに焦点を当てて開かれるイベントは数も少なく、全然これまで参加していなかったので、お話を聞けて楽しかったです。

好きなことを好きなだけやった結果仕事にもつながってくるというのはすごく理想的だなあと感じましたし、何よりもまつさんrinaさんが楽しそうに社外活動の話をされているのが印象的でした。

*1:スーツを着ている人が多数いたり、トランシーバーを渡されたり

*2:この時アウトプットしておいたのがすごくよかった

大人のソフトウェアテスト雑談会 #133【三本柱】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

今週もテストの街葛飾に行ってきたので、

Agile Japan

ここ最近はスポンサーのバリエーションが増えてきており、なかなか趣が深い企業さんが増えているという話がありました。(あまりスクラムコミュニティで見ないようなスポンサーも多くいる)

運営の上野さんからも、今年は結構様変わりしていて面白いという話が出ていて、こうしてアジャイルがじわじわと広がってきているのはすごく嬉しいことだなあと感じました。(そしてさまざまなカンファレンスを運営して、こうした取り組みを広げられている方々に感謝!)

また、上野さんからは明日の魅力として、生々しいkeynoteと、他のセッションとちょっと違ったテイストの(笑)銀行コミュニティ話が挙げられていました。

社史

社史を読んでそれに対する感想を言うような研修があるという話から、社史の話を聞いていきました。

社史は非売品であることが多いものの、企業文化の生々しい形成過程が記載されているため、レアリティは高くて、企業研究を行なっているような人はよだれが出るほど欲しいのではないか?ということでした。

カルチャーブック的なものは自身は配られたことがないのですが、ぜひ読んでみたいと感じました。

ネットワーク効果

権威がある人たちが集まって更に権威を高めていくことでプロダクトや自社の価値を高めていく、ネットワーク効果のようなものを活用したビジネスのやり方もあるよね、という話を聞いていきました。(Findyや、CTO協会、クロノトリガーにもそういった側面がある)

ややEvilっぽく感じる一面はある一方で、仕組み的には自社とタッグを組んで成功した企業と一緒に講演する企業と同じだし、儲け方としては知っておく価値があるという話が出ていました。

Twitterと人事

Twittterと人事の相性は実はあまり良くないのでは?という話を聞いていきました。以下のようなポイントが人事とTwitterと人事の相性を悪くさせていそう、みたいな話を聞いていきました。

  • 強い権力を持っている(と錯覚してしまいがちな)人 VS フラットな権力を求めている人
  • 根が真面目な人 VS 遊びを取り入れている人のずれ
  • フォロワーを増やすためにはある程度炎上をしたり言い切った方がいい

葛飾ブランディング

葛飾は亀有公園をイメージしているという話を聞いていきました。

イメージは全然わからなかったのですがw、缶チューハイを開けて、お互いに好きな話をダル絡みをしながらするようなイメージだそうです。

全体を通した感想

人もだいぶ多く(15人くらい)、葛飾の賑わいを感じる会でした。

人数が多くなっても葛飾葛飾なのが葛飾の良いところです。これからもよろしくお願いします笑

2022年10月のふりかえり

11月も半分ほど過ぎてしまいましたが、イベント続きでまだできていなかったので、10月のふりかえりをしていきたいと思います。

スクフェス札幌の発表準備に苦戦していた

10月のログを見ると、半分くらいの時間はスクフェス札幌の発表準備に費やしており、驚きました笑(10月で150時間程度準備していました。ただし10月以前から準備はしていたので、実質200時間くらいは準備に費やしていました)

Day0で発表することになり、迷走していたというのが原因で、発表時間に見合った話ができたのか?と言われると疑問が残るのですが、無事に発表を終えることができたのはよかったです。
Target audienceを広げると発表難度がいきなり高くなることや、いろいろなことを伝えようとしてkey messageがぼやけてくると一気に迷走すること、Target audienceや発表のアウトラインが作れていない段階で伝え方やスライド, 喋る内容などを考えると手戻りが激しいことなど、色々身を持って実感した部分があったのは、大きな学びでした。

また、これまでも発表準備に時間がかかり過ぎて負荷が大きいと思うこと(発表の準備が下手だと思うこと)が多くありましたが、今回ほどは時間がかかっていなかったことから、結構うまくできていた部分も多くあったことにも気がつきました。

転職先を決めた

9月半ば〜10月は退職することだけ決まっていて、転職先がどこになるのかは決まっていないような状況でしたが、転職先企業を決めました。

転職の軸はあったものの、最終的に悩んだ2社に関しては単純比較ができない部分が多くて悩む部分が多く、決断にはかなりエネルギーを使いましたが、最終的には後悔のない選択ができたかな、と思っています。
今回が初めての転職で、これまで転職を本気で考えたことがなかったのですが、すごく魅力的な企業さんはたくさんあることに気がつけたのは嬉しい誤算でした。(転職を考える前は、どこを選ぶにしても何かしらの妥協をしないといけないんだろうなあと思っていました)

このあたりの詳細は退職エントリや入社エントリを書いてそこで触れたいなあと思いつつ、まだ書けていないので、11月中には書きたいと思います。

家族の存在の大きさに改めて気がついた

転職先を探す過程で、妻や両親には転職先候補それぞれについて自分が考えていることや、自分が将来的にどういうことをしたいのか?について話をしたのですが、自身の決断を尊重してくれつつも、自分のことについて一緒に真剣に考えてくれて、非常にありがたかったです。

会話を通して、自分がどのように思われているかや、これまであまり話すことがなかった、自分の仕事に対しての姿勢/自分が仕事で恵まれていると客観的に見て感じること...たくさんことを知れて満足でしたし、自分が見えていない部分までよく見てくれていた家族の存在の大きさに改めて感謝する機会になりました。どうもありがとうございます。
つくづく周りには恵まれているし、運がいいなあと感じました。

継続していることを改めて見直した

勉強会に参加したりアウトプットしたりを積極的にするようになって2年近く経ちましたが、一つの集大成として、XP祭りでこのブログを継続している理由や継続するためにしていることを発表する機会がありました。

そして、この発表についてmoriyuyaさんからフィードバックをいただくことができたのですが、その中で、継続と惰性の違いについてお話をしてもらい、(ブログに限らず)自身が継続していることについて改めて見直すことをしました。

具体的には、これまでと同じことを思考停止で繰り返しているだけになっていないか?継続してきたからこそ改めて最近感じた学びがあったか?というのを考え、ブログの書き方や書くコンテンツを変えたり、継続していたと思っていたけれど惰性に近くなっていたものは取りやめたりと、継続していた様々なことに対して久しぶりに大きな変化を加えることができました。

RSGT2023で登壇できることになりました

スクフェス札幌などがあり、報告までだいぶ期間が空いてしまったのですが、RSGT2023に出していたプロポーザルが通り、登壇できることになりました!

今回のテーマ

詳細はプロポーザルを見て貰えばと思うのですが、これまで自分がお世話になったコミュニティの魅力や、どういうコミュニティが栄えるのか?という話をしていきたいと思います。

また、今までは自分の経験をもとに話を構成することが多かったですが、今回はそういった経験だけではなく、いくつかの学術的な側面からもコミュニティに対して焦点を当てていく予定です。

20分枠ですが、かなり盛りだくさんな内容を話すことになると思っています。

Accept通知が届いて

RSGTは歴史も長く、登壇される方も豪華なメンバーが多くて参加者も500人以上いるカンファレンスということで、やはり特別な嬉しさと、心地よい緊張感がありました。
また、昨年初めてRSGTで話すことができたので、そこから2年連続で登壇者として参加できることに対する喜びもありました。

発表する内容がこれまでとは少し異なりますし、「コミュニティを育てる」のカテゴリーは発表実績があまりない(採択率が他のカテゴリーと比べると低い)という話も聞いていたこともあって、採択されるかの不安も感じてはいたので、安心したのも覚えています。

登壇に向けた意気込み

今回は12月が忙しくなることを見込んで既にプレゼンが完成しており、明日発表することになっても問題ないような状態のため、そこは安心しています。

一方で、これだけ準備がすでにできているからこそ、色々な人からフィードバックをもらって磨いたり、より良い発表にできるようにセッションの工夫を考えたりといったことはしていきたいと思います。

また、今年も現地登壇の予定なので、緊張せずに喋れるくらいまで練習を重ねたいと思っています。

おわりに

昨年オフラインで初めて皆さんとお会いした&オフラインで初めて発表したRSGTで今年もまた発表できるということで、今から昨年以上に楽しみにしています。

裏番組が相当強力なことが予想されるので人が集まるのかだけは不安ですが笑、人が集まってくれるような色々な仕掛けを考えつつ、当日を迎えたいと思います。

アジャイルカフェ@オンライン 第22回に参加してきた

 

agile-studio.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

家永さん天野さん木下さんのアジャイルコーチ三人が、参加者からの悩みに答えてくれるイベントです。

今回は、「機能不全に陥るアジャイルチームの特徴は?」がテーマでした。

会の様子

参考リンク

www.halfarsedagilemanifesto.org

機能不全なアジャイル(=中途半端なアジャイル)として、まずこちらのリンクの紹介がありました。

機能不全なアジャイルの特徴

アジャイルコーチのお三方が見たことがある/聞いたことがある、機能不全なアジャイルに関して話がありました。以下のようなものが挙がっていました。

  • 計画作りの段階で依頼者から開発してほしい機能を押し込まれる
  • スクラムのイベントをやっているが形だけになっている
  • 強いリーダーがいて、その人がいうことを全て聞くような状態になる
  • 強いリーダーがいて、マイクロマネジメントをしている
  • 強いリーダーがいて、その人が休むと一気に"進捗"が落ちる
  • 技術的負債が溜め込まれすぎて、リリースが難しくなる(リリースするとバグが出る、修正箇所の影響範囲調査が難しくなる、ベロシティが低下する)
  • パートナーの人を育成する予算がないため、プロパーの一部の人だけが研修を受けており、研修を受けた人たちが理想的な状態を伝えられていない
  • 「これ、アジャイルでやってもいいんですか?」「これ、スクラムではだめなことなんですか?」という質問が出ている時(自分たちで考えてやっていけばいいのでは?と思う)
  • 遅刻が常態化している
  • 複数チームを掛け持ちしているメンバーがいる
  • POが全て受け入れ条件を決めなくてはいけないと思い込んでいる
  • ルールを忠実に守ろうという雰囲気が出ている

機能しているアジャイルチームとは?

ひとしきり機能不全なアジャイルチームに関して話があった後、逆に機能しているアジャイルチームとはどういう状態なのか?というところに関して議論がありました。以下のようなものが挙がっていました。

  • リリースが短期間で継続的に行われており、フィードバックをもらい続けている
  • のびのびとチームメンバーが仕事をしている
  • プロダクトの魅力を上げ続けている
  • 外部のステークホルダーとの信頼関係が深まっている(プロダクトに対して期待を持っている人と期待値が揃えられている状態だと言えそうであるため)
  • チームに充分な裁量と決定権がある(自己決定権がある)

会全体を通した感想

今回は具体的に何か改善のためのアクションを考えるというよりは、こういう状態になってしまうとまずいですよ、というシグナルの紹介があったのですが、アジャイルコーチお三方の色がそれぞれ出ていたのが印象的でした。

典型的なアンチパターンから、一見アジャイルの文脈からは逸れているように見える意外なもの(遅刻の常態化...)まで色々なシグナルを知れたので、面白かったです。