天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

大人のソフトウェアテスト雑談会 #42【自己証明】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

テストの街葛飾に参加してきたので、今日もゆるゆると感想を書いていきます。
※前のイベントがあったので、途中から(30分くらい遅れて)参加しました。

MarkさんのRSGT2021の講演の再演

QAチームとスクラムチームが、それぞれ別チームとして活動しながら*1協働して、問題に対して向き合った話を、Markさんが再演してくれました。
探索的テストを現場で活用した話や膨大なリグレッションテストとの闘い、モダンテストの7原則の話など、テストの話が面白くて学びになるのは勿論ですが、異なる文化のチームとのコミュニケーションを取った話は、テストとは関係なく日頃の仕事で参考になる話で、学びが深かったです。
Markさんの講演を聴いたのは2回目でしたが、Markさんの引き込まれるような話っぷりと、発表の内容に自然と引き込まれていく不思議なスライドもあり、前回同様に(もしかしたら前回以上に)楽しめたと思います。
自分以外の参加者の皆さんも、Markさんの発表に吸い込まれていたようで、発表直後は発表内容やスライドのデザインに対して、賞賛の嵐でした!

Markさんのウィスキー話

あれ、ここは何のイベントだ?(笑)と終始思っていましたが、RSGT2021の再演後、Markさんがウィスキーのあれこれについてたっぷりお話をしてくれました。(後々考えると、大人の雑談会だからぴったりのテーマでしたね)
ウィスキーの体系的な知識や、産地ごとにどのようなウィスキーがあるかの紹介、ウィスキー初心者の人が何を飲めばいいか、ウィスキーの大人な楽しみ方...初めて聴くお話ばかりで面白かったです。
どんな分野でも突き詰めた人の話が聴けるのは面白いなー改めて実感しました。

その他

Markさんのウィスキーの話の続きで、ウィスキーやお酒に関するあれこれを話したり、亀有のローカルな話や葛飾区民や葛飾区のあれこれ話、漫画の話など、ゆるゆると話していました。
どの話もごく普通の雑談ではあるのですが、どの話題も密度が濃くて普通の雑談よりも質が高い気がするのが*2、このイベントの不思議な所です。

全体を通した感想

イベントはしごで、Markさんの再演からスタートしたので、23時ごろにはへとへとになっていましたが、最後はリラックスしながらウィスキーの雑学を学べて素晴らしいバランスで、さすが大人の方々が集まるテストの街葛飾でした笑

オンライン区長の、探索的テストとモンハン(!?)の話が聴けなかったのが心残りですが、また今度の機会に再演していただけるとのことなので、リアル葛飾の話と合わせて次回以降に期待しようと思います。

*1:スクラムの文脈だとQAチームとスクラムチームと分けず、スクラムチームの中にQAチームが吸収されるのが一般的なイメージ

*2:中だるみが来たり話が飽きたりする前に次の面白い雑談に移る

Scrum Developers Night! Online 〜3rd〜に参加してきた

smn.connpass.com

Scrum Masters Night!が主催しているScrum Developers Night!に参加してきたので、感想を書いていきます。

参加のきっかけ

自分はスクラムで開発者という立場なのですが、開発者の方々が集まって話を聴ける機会が(自分が知る限り)貴重なので参加しました。
また、他のイベントと比べて個人個人が発言する量が多いイベントなイメージがあるので、皆さんと話をしていく過程で頭が整理されたり、皆さんに整理を助けてもらえたりすることを期待して、参加しました。

イベントの概要

Scrumに取り組んでいる(取り組もうとしてる)Developer向けのイベントです。
参加者同士のディスカッションを通じて、スクラムを実践する上で「技術的プラクティス」や「変化に強い設計」をどのように考えるか等、現場でぶつかった課題や疑問に対して解決のヒントを得ることを目的としています。

イベントの流れと雰囲気

オープニング(15分)+OST準備(15分)+OST(45分×2)+クロージングという流れで進みました。
OSTでは、以下のようなテーマをゆったりとした空気で話していきました。

  • スクラムによる属人化解消方法
  • 全く性質が異なる仕事をチームが抱えている時、見積ポイントってどう見積するか?
  • ふりかえりで出たTryが続かない
  • POと仕様の話をする時に何を気を付けているか?
  • オンラインでのファシリテーション

基本的には、それぞれが気になったテーマを話しているテーブルに移動する形でしたが、運営の方が一人は各テーブルにいらっしゃり、上手く場を回してくれていました*1

イベントで印象的だったこと

ふりかえりで出たtryの扱い方

KPTなどでふりかえりしていると、Tryが膨大に出てきたり、解消に時間がかかるTryが出てきて困ったり、決めたTryが継続しなかったり、Tryの扱いはかなり苦戦する所ですが、皆さんそれぞれの扱い方が聴けて面白かったです。
解消に時間がかかるTryや放置されがちなTryに対して、解消する問題を今一度明確にしたり、実現可能性と解消した時のメリットの2軸で整理したり、インペディメントリストで管理したり...様々な扱い方が聴けて、面白かったです。

自分が悩んでいたこと(未来への適応や見積もりの精度向上)について相談できた

見積もりの精度向上&未来への適応の両方に個人的には課題を抱えていたので、OSTでテーマ出ししてみました。
話を引き出してもらったり、他のチームが見積もりに対して抱えている課題感を教えてもらったり、こうしたらいいんじゃない?みたいな提案をいただいたり...課題の整理ができたので良かったです。

皆さんの話の引き出し方

OSTのテーマとは関係ありませんが、(特にスクラムマスター経験者の)皆さんが開発者の悩みを上手く引き出していく様子から、多数のことを学べました。(質問の仕方、枕詞の付け方、会話の振り方...)
自分自身、もしかしたら今後スクラムマスターになるかもしれないので、生きた教材を見れて、贅沢で貴重な時間を過ごすことができました。

その他

見積もり精度を上げるためにボラティリティを計測する方法や、新技術への移行をする際に調査チケットを切る話...が聴けました。どの話も、現場のリアルな話なので、本やインターネットで見る知識よりもすんなり入ってきましたし、素直に共感をすることができました。

イベント全体の感想

柔らかい空気で話もしやすくて、楽しかったです。
自分が出したテーマ含め、色々と会話ができて満足しました。
Scrum Masters Night!と違って、自分が出したテーマに対してファシリテーションする必要がなかったので、テーマ出しした内容についてとことん話せたので良かったです。
開発者の中に紛れ込まれているスクラムマスターの方々が見事にファシリテーションをしてくれましたし、高橋さんの完璧なタイムマネジメントも見事でした。

自分が初めて発言した外部のイベントがScrum Developers Night!~1st~だったのですが、このイベントに参加したことで、スクラムをはじめ様々な勉強を本格的に始めたりイベントに参加するきっかけができたので、改めて感謝したいです。*2
また次回も参加したいと思います!

*1:もしかしたら意図的ではないかもしれませんが、そうなっているように個人的には見えました

*2:ここで皆さんの圧倒的な知識量と自分の未熟さを知れて衝撃を受けました

ソフトウェアテストの入門書を読んだ感想を書いていく

一昨日昨日に続き、今日もテストの話を書いていきます。
今日は、自分が丁度一週間で読んだ、テストの入門書たちの感想を書いていこうと思います。

読んだ本

知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト

知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト 【改訂版】

知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト 【改訂版】

  • 作者:高橋 寿一
  • 発売日: 2013/12/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

個人的には入門書の中でNo.1の本。昨日感想を書きました。

aki-m.hatenadiary.com

マンガでわかるソフトウェアテスト入門 テスターちゃん

マンガでわかるソフトウェアテスト入門 テスターちゃん Vol.1

マンガでわかるソフトウェアテスト入門 テスターちゃん Vol.1

  • 作者:松谷 峰生
  • 発売日: 2020/03/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

漫画ということもあり、読みやすさは断トツでした。
本も薄く、THE・入門書という印象でしたが、Myersの三角形やソフトウェアテストの7原則については抑えられていましたし、AIをどうシステムテストしていけばいいかや探索的テストで如何にして探索してバグを見つけるか、といった内容の記載もあり、学びも多かったです。
とはいえ、さすがに掲載されている知識量は、他の入門書には劣っています。

ソフトウェアテスト入門 押さえておきたい<<要点・重点>>

ソフトウェアテスト入門 押さえておきたい<<要点・重点>>

ソフトウェアテスト入門 押さえておきたい<<要点・重点>>

  • 発売日: 2008/04/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

テストの種類、テスト技法、テスト設計のやり方、テスト仕様書の読み方&書き方、テストスキルアップの方法(テストエンジニアとしてのキャリアパス)...基本が丁寧に抑えられていたのが好印象でした。
テストの基本知識が一番体系的に整理されてまとまっていた本だったのかな、と思います。
一方で、内容が古い気がする点(2008年出版)や、解説の分かりやすさとしては他の入門書と比べると及ばなかった点は、少しだけ残念でした。

[改訂新版]マインドマップから始めるソフトウェアテスト

[改訂新版]マインドマップから始めるソフトウェアテスト

[改訂新版]マインドマップから始めるソフトウェアテスト

マインドマップソフトウェアテストに活用するイメージが持てていなかったのですが、テスト設計/テスト実装/仕様分析、更にはテスト計画という所までマインドマップが使えることを知って驚きました。
そして、マインドマップを使って実際に自分でもテスト設計してみたのですが、これが想像以上に楽しい...!
テストに対して、退屈な作業でマイナスのイメージが先行しているような人は、是非この本を読んでみるのがお勧めです。(過去の自分がまさにマイナスのイメージをテストに持っていたので、自信を持ってお勧めできます!笑)

ただし、これは個人の環境の問題もありますが、いきなり「マインドマップを使ってテスト仕様書とかを書いてみたい」と話しても、許可はまずもらえないと思うので、現場ですぐに使えるかというと微妙だな、という感想は持ちました。
まずは、これまでのようにテストを実施する傍ら、マインドマップを書きながら使い方を練習し、ある程度上手く使えるようになってきたら(これまで書けなかったようなテストケースが書けて来たら)、マインドマップの導入を進めていく形がいいのかな、と思っています。
前述したように、マインドマップを書くのは楽しいので、練習がそこまで苦にならなそうな点がありがたいです。

今後どう勉強していくか

参考文献を読み漁る

まずは、テスト上級者の方々が読んでいた本を自分も読んでいこうかな、と思っています。(参考記事・関連記事に詳細は記載)
量もさることながら、ここから一段階も二段階も勉強する内容のレベルが上がっていくと思うと、中々気が遠くなりはしますが、テストの勉強が楽しい今の気持ちを大切に、自分のペースで勉強していければいいなーと思います。

イベント参加

テスト関連のイベントにも積極的に参加していこうと思います。イベントに参加したら必ず、感想と学びをブログ(Public)とMarkdownファイル(Private)にまとめる習慣は継続していきたいです。
JaSSTやWACATEといったシンポジウムやカンファレンスも気になっているので、前向きに参加を検討します!

本業(仕事の現場)

本業でも、テストの仕事を積極的に実施していきたいです。
ただ、最近はソフトウェア開発以外の仕事も増えていく予定なので、中々テストをがっつりやるのは難しいかもなあ...という気は残念ながらしています。
勉強のために、他の人が作ったテストを見てみたり、テストを実施する人とコミュニケーションを取ってみたりするだけでも力になると思うので、できる限り知識を実際に現場で使えるようにしていきます。

参考記事・関連記事

入門書を選ぶ際に参考にしたサイト

swquality.jp

テストの楽しさを教えてくれたきっかけのAgile Testing Condensedと読んだ感想文

leanpub.com

aki-m.hatenadiary.com

きょんさんがソフトウェアテストを勉強していった軌跡の一部

kyon-mm.hatenablog.com

テストを自分が勉強しようと思ったきっかけ

aki-m.hatenadiary.com

「知識0から学ぶソフトウェアテスト」が良著だった

テストの勉強をする過程で、「知識0から学ぶソフトウェアテスト」を読んだのですが、これが良著だったので、記事に書いていこうと思います。

本の概要

ソフトウェアテストの入門書として2万部近く売れている、情報工学博士の高橋寿一さんが書いた本です。
ソフトウェアテストの入門書として様々な記事で紹介されており、ソフトウェアテストの基本知識が、学術的な根拠+高橋さんの考えの基でまとめられている本です。
専門的案内容もできる限り分かりやすく記載されており、技術書としてはすらすら読んでいける本でした。

知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト 【改訂版】

知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト 【改訂版】

  • 作者:高橋 寿一
  • 発売日: 2013/12/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

個人的に学びになった箇所

同値分割法を用いた「強いテスト」と「実践的なテスト」の作り方

同値分割の解説に留まらず、同値分割法を用いて実際に強いテストを作るための考え方、実践的なテストを作るための考え方、が載っていたのが学びになりました。
特に実践的なテストの方は、限られた時間の中でテストする現職では、必ず役に立つ場面が来そうだと勝手に確信しました。

非機能要求のテスト

非機能要求のテストだと、自身はパフォーマンステスト位しか経験がなかったので、セキュリティテストの難しさとテストの指針の考え方、MTBFや信頼度成長曲線の考え方は学びになりました。

(Microsoftで実際に使用されている)ソフトウェア品質のメトリックス例

品質を考えたり、リリース承認をもらう際に他の人に品質に問題がない旨を説明したりする場面など、品質のメトリックスについて考えさせられる場面は非常に多いです。
その際に参考になる指標として、Microsoftで実際に使用されている例をはじめ、多数のメトリックスが紹介されており、大変参考になりました。
また、各メトリックスについて、高橋さん個人の見解(メトリックスの優れている点、落とし穴に落ちがちな点...)が書かれていたのですが、「なるほど」と思わされるような意見が多く、こちらも学びになりました。
ただし、銀の弾丸になるようなメトリックス(品質を正確に表現するようなメトリックス)がないのは本書でも書かれていましたし、テスト界隈の著名な方が口にしているのも何度も耳にしたので、注意したいです。

多数の参考文献

本の概要の部分で書いたように、本書ではソフトウェアテストの体系的知識が分かりやすくまとめられているのですが、多数の参考文献がポイントポイントでついていました。
そのため、読んでいて気になった部分・もっと深く知りたくなった部分で学びを深めることができたのが良かったです。
100冊近い参考文献が紹介されていたため、全てを読み切ることはできなかったのですが、今後テストを学んでいく過程で、少しずつ読んでいこうと思います。

全体を通した感想

現在テストの勉強をしている真っ最中で、初心者レベルのテストの本は大体読み終わったのですが、本書が一番分かりやすくて、参考になる部分も多かったです。
そろそろ社会人5年目を迎える立場で、入門書を読み始めるというのは、正直抵抗だったり悔しい思いも多少あったのですが、読んでいる間はそんな思いを忘れさせてくれるような本でした。
ソフトウェアテストの勉強を本格的に進めていくと、数学の力が必要になってくるという点は、数学が苦手な身としては一抹の不安を覚えましたが、今後学んでいくべき内容や、ソフトウェアテストの基礎知識を一通り抑えることができて良かったです。
JSTQBの話題で周りが盛り上がっていて、テストの勉強をするモチベーションがまた一段高くなったので、引き続き努力を続けていこうと思います!

「TDDとATDD 2021」に参加してきた

distributed-agile-team.connpass.com

大分日が空いてしまいましたが、上記のイベントに参加してきたのでイベントの感想を書いていきたいと思います。

なお、イベントであった対談内容のメモは、先日Qiitaに投稿しました。(ログミーさんがPublicな記事にする予定ということでしたし、イベントに使用したMiroも公開予定とのことだったので、対談内容のメモを公開しても問題ないだろうという判断です)

qiita.com

参加したきっかけ

distributed_agile_team主催の対談だったので楽しいだろうと思って参加しました。(木曜だと思っていたら水曜開催だったことに、申し込んでしばらくして気が付きました)

印象に残った部分

2013~2014年のATDD/TDDブームの話

TDDやATDDが、これまでどういう変遷で日本や海外に定着していったか(ATDDやTDDのムーブメント)を知れたのが良かったです。
自分はTDDもATDDもここ半年で初めて知った身なので、歴史を聴くことができたのは非常に貴重な機会でした。
テスティングフレームワークの台頭や、アジャイル開発の浸透による自動テストの範囲の拡大など、TDDやATDDが広がってきた要因を多数知れて良かったです。

TDDやATDDに関する参考文献を多数知れた

本で言うと、和田さん訳のテスト駆動開発とGOOSしか自分は読んでいなかったし知らなかったのですが、対談の中で書籍を多数知ることができました。(スライドや記事は全部事前予習で読めていました笑)
対談の中で取り上げられていた本は以下の通りです。

xUnit Test Patterns

BDD in Action

www.manning.com

Specification by Example

www.manning.com

ATDDとBDDとTDDは広義の意味では違いはない

ATDDとBDDの違いが今一つ良く分かっていなかったのですが、あんまり違いを意識する必要がなさそうなことが分かり、良かったです。

今の東口さんときょんさんはTDDをどう定義するか?(何することでTDDしたと言うか)

東口さんの、「無意識にRed -> Green -> refactoringを回していたらTDDしていると言える」という話に納得感があり、自分の中ですっきりしました。
きょんさんの、「頻繁な正のフィードバックループ(ものを作っていく)と緩い負のフィードバックループ(refactoringをすることで一旦手を止める)が回っている」という話は、まさに超個体の話で、この定義を聴いてから、TDDに美しさを感じるようになりました。

全体を通した感想

久しぶりにイベント前日からワクワクするようなイベントで、とっても楽しみにしていたのですが、期待通り最高の対談でした。
予習もばっちりして(笑)、きょんさんと東口さんの過去の登壇やブログ記事、過去Tweetを漁り、関連知識もある程度は調べていたので、内容が理解できず思考停止する部分も少なく済んで、対談を楽しむことができました。

イベント終了後はdistributed_agile_teamのdiscordでわいわいしましたが、ここでも普段と同じく2時位まで盛り上がり、最後はエモい話で締まるという相変わらずの楽しい回でした。

自分がdistributed_agile_teamに参加し始めたのは去年の10月中頃からなので、そんなに日は経っていないのですが、皆さん温かくて楽しめていますし、学びも毎回沢山あり、皆さんに感謝です。
来週以降も楽しみたいと思いますー!

「Agile Tech EXPO mini #3 アジャイルネイティブってこんなにすごいんです!」に参加してきた

agiletechexpo.connpass.com

に参加してきたので、感想を書いていこうと思います。

イベント概要

以下、Conpassのイベントページから引用です。

学生さんと社会人や、学生さん同士が、アジャイルを通じて自然と交流したり、あじゃてくをきっかけにアジャイルを知りましたという学生さんが生まれたりして欲しいという想いを込めた第一回となります。
・日本では学生さん向けに、すごいアジャイル教育が行われている!
・すごいアジャイル教育の結果、アジャイルネイティブのすごい学生さんが誕生している!
という実態について、現場で活躍されているお三方から、みんなで様子を教えていただいたり、質問させていただいたりしてみよう!というイベントです。
大学でアジャイルネイティブなエンジニアを輩出する現場を担われている渡辺さん、 企業にいながら現場を支援されている森實さん、 実際の教育現場でアジャイルネイティブを体現されている一人、久末さん をお招きしてお届けいたします!

渡辺さん、森實さん、久末さんの発表

10分/10分/20分 と立て続けの発表でしたが、どの発表も素敵な発表で聴いていて楽しかったです。

  • Chiemi先生の、教員免許を持っていない教育者としてのリアルな悩みやアジャイルの考え方で馴染めた所の話
  • 森實さんの、アジャイルネイティブな人たち(ウォーターフォール開発を知らない人たち)と触れ合って感じた希望や問題に対して向かう姿勢の話
  • 久末さんの、社会人がカンファレンスで発表しているかのような発表(チームメンバー全員が、アサーティブネスコミュニケーションを実践して信頼関係を持った話)

が印象的でした。
久末さんの発表はDiscordも大盛り上がりで、大学生が発表しているとは思えませんでした。。。(自分の大学生時代は一体...という気持ちになりました笑)

座談会

登壇したChiemi先生と森實さんと久末さんが、参加者の方々からの質問に答えながら、座談会をしてくれました。
学生・教員に共通する悩みの話や、PBLを実際に進めていった中での具体的な話、久末さんが高いレベルのコミュニケーションスキルを身に着けるまでの過程...を聴くことができました。
学生というコンテキストで話を聴く経験が自分は少なかったので、新鮮な話が多くて面白かったです。
また、久末さんの話が(受け答え含めて)学生の領域を超えていたのが印象的でした。

全体を通した感想

学生の話が主体となっているイベントだったので、自分が普段参加しているイベントとは少し毛色が違うイベントでしたが、新鮮味があって楽しかったです。
スキルも申し分ない上に素晴らしい功績を既に残している学生の方々が、これだけ日本にいるなんて日本の未来は明るいな!と思いました(何様)
私用で当日まで参加できるか分からなかったのですが、刺激も沢山もらえましたし、参加して良かったと心から思える素敵なイベントでした!

kiroさんとgaoryuさんのファシリテーション対談メモを公開しました

タイトルの通り、2/10にあった、原田 騎郎(kiro)さんとgaoryuさんのファシリテーション対談のメモをQiitaに公開しました。

qiita.com

faciliview.connpass.com

aki-m.hatenadiary.com

 

対談メモを公開したことを周知するのが今回のブログの主旨ですが、ついでに普段自分がイベントの内容を公開する時に考えていることを、書いてみようかな、と思います。

対談メモを公開するにあたって

kiroさんとgaoryuさんにDiscordサーバ上で許可をいただいた所、了承を得ることができました。
対談形式で、特にアジェンダ等が用意されているわけでもないものだったので、公開には多少なりとも抵抗があると思った*1のですが、快諾をいただけました。心から感謝したいです。

公開したきっかけ

自分は普段、イベントの内容をあまり具体的に公開し過ぎないように気を付けています。(Publicに公開しても良い前提のイベントは除く)
その中で、なぜ今回はイベントの内容を具体的に公開したかを書いてみようと思います。*2

イベントの内容を普段具体的には公開しない理由

イベント参加していない人がイベント参加した人と同じ量の情報を得ることを嫌がる方もいるのではないかな、と考えているのが、自分がブログに具体的な内容を公開していない理由です。

ただその一方で、以前の記事で書いたように、このブログを通してアウトプットすることでイベント参加者や主催者の方に感謝したい(貢献したい)という気持ちや、楽しかったり学びが深かったイベントを、何らかの形で永続的に記録しておきたいという気持ちもあるため、個人的に印象的だった部分を切り取りつつ、具体的な内容はprivateなメモに閉まっておくという形を取ることが多いです。

今回のイベントを公開した理由

kiroさんとgaoryuさんのファシリテーション対談という場が非常に貴重だったことがあり、Twitterでの反応やブログのアクセス数を見ると、普段のイベントよりも反響が大きかったので、公開したい気持ちになったためです。*3
また、話されていた内容がとっても面白くて、ファシリテーションのことを勉強したいと思っている人にとっては目から鱗が落ちるような内容なんだろうな、と思ったので、そういう人たち向けに是非発信したな、と思ったのもあります。

おわりに

今回の内容が、参加できなかった人が、少しでも面白さを感じてくれたり新たな発見があればいいなあ、と思っています。
対談の場を設けてくれたgaoryuさんと、対談に快諾してくれたkiroさんに改めて感謝して、この記事を締めたいと思います。

*1:少なくとも自分であれば抵抗がある

*2:一部の内容については省いていますが、普段アウトプットしている粒度と比較すると、かなり具体的に書きました

*3:後続に大規模なイベントが控えていたり、イベントの開始が早め(平日19時)だったりといった背景もあって、参加したいけど参加を見送った人が普段より多かったのかな、と推測しています